この記事はさとびごころVOL.31 2017 autumnよりの転載となります。内容は掲載当時のものです。
なんとなく不調を感じるとき、薬や病院に頼る前に、自然の力や自然治癒力により安らぎや楽しさをもたらしながら癒すホームセラピーを提唱されているクレメンツかおりさんに、誰もが取り入れやすい自然療法について紹介していただきます。
今年は夏から秋に変わるスピードが早く、いきなり秋になったような季節の変化を感じます。
曇りや雨が多いと、ちょっとうっとうしく感じることもありますが、気持ちが内側に向いて、今まで気づかなかったことに気づいたり、自分の内面と対話したりと、〃 陰 〃の要素が強くなり、自分の内側を潤すのには、調度良い大切な機会です。
秋は実りの季節。米が実り、栗、柿、なつめ、ザクロ、など多くの実を作ります。それらの実は冬に備えての滋養強壮として、また、免疫を強化して風邪や冷え対策にもなります。夏には美しい花で私たちを癒してくれたハスの花も、秋には実を実らせて、薬膳素材として私たちを助けてくれます。
これに加えて、消化を促進する山椒の実、貧血やイライラにいいナツメ、抗菌や解毒におすすめの紫蘇の実、老化予防効果で話題のクコの実、お肌に潤いをもたらす白キクラゲなど…、秋の恵みをふんだんに使った薬膳ごはんはいかがですか?
簡単なので是非、お試し下さいね~。
【クレメンツかおり】
1984 年フランスでアロマテラピーに出合ったことをきっかけに、色彩心理療法、気功療法、クリスタルヒーリング、フィトテラピーなど様々な自然療法を学ぶ。自然療法士(ナチュロパス)養成校” 自然療法森の学校” では、アロマテラピーを中心に、薬膳療法、鉱物療法、日本の薬草療法などのセミナーも開講。
さとびごころVOL.31 2017 autumn掲載