※写真は本文と関係ございません
毎年、毎年、1年がかげがえのないものになっていくお年頃のあなんです。とうとう今日で2025年とお別れですね。みなさんの1年はいかがでしたか。
今日は感謝を忘れないように、さとびの一年を振り返ります。(自分のためにも)
1月
お正月は箱根駅伝を見るのが慣例。さともだちの谷さんは本を買って分析して見るらしいです。
初詣は、さとびの温泉特集でもとりあげた宝山寺へ。
さとびごころvol.60(冬)号 特集「温泉はくすりでした」発刊。
発行月はさとびのお届け事務、配達などに費やす(以下4、7、10月も同じ)
さとびこワークショップ雑草キッチン冬開催
SATOBICO BOOKS『クレメンツさんの食養野菜レシピ春夏編』発刊 冬なのになんで春夏編なの?とささやかれていたようですが、新春ということで。本格的な春にそなえて(^^)
NPO法人さとやまから 副理事長拝命
2月
TEtoTEマルシェ2025開催。さとびとして共催し、あなん個人も実行委員をしました。雪が降ってきてロマンチックな日になりました。寒かったけど、例年どおりのご来場をいただきました。感謝。
この頃から編集室にお客様を招き、対話するようになる。深いコミュニケーションで、自然にも人にもやさしい世の中を足元の暮らしからともに考える。
次号のさとび取材活動が多くなる(以下5、8、11月も同じ)
3月
トークセッションに登壇しました。あまり声がかからないことですので緊張しましたが、三浦さんと一緒でしたので安心感。コープ自然派奈良理事長の上市さん、お声かけありがとうございました。
さとび発刊にむけてつめつめ(以下、3、6、9月も同じ)
4月
さとびごころvol.61(春)号 特集「自分の食べ物を育てよう」発刊(SOLD OUT)
さとびこワークショップ雑草キッチン春開催
5月
文章添削のおしごとを受けるようになる
豊岡へ視察旅行 鞄ストリートなど見学
6月
奈良県フォレスターアカデミー 外部講師(今年もチャレンジ精神で)
夏至21日
7月
さとびごころvol.62(夏)号 特集「雑草のある暮らしガイド」発刊
編集部研修 都甲ユウタ先生の写真教室 行う
さとびこブックス『ご縁をつなぎ夢をつむぐ恵古箱の扉』発刊
さとびこワークショップ雑草キッチン夏開催
8月
取材活動中心
9月
さとびこワークショップ「小さな紙メディアの作り方講座」・1期 DAY-1 開催
講座とは別に小さな紙メディアづくりのお話が決まる(fukufuku farm PRESS)
10月
さとびごころvol.63(秋)号 特集「奈良で作られる発酵調味料」
さとびこワークショップ「小さな紙メディアの作り方講座」・1期 DAY-2 開催
さとびこワークショップ雑草キッチン秋開催
11月
かつらぎ恵市に出店
週1回ペースでさとびこ編集室にお客様 お互いに学びになります
12月
fukufuku farm PRESS 創刊 おめでとうございました
民宿100年に宿泊 フォレストかみきたの温泉で疲労回復(毎年行くと決めています)
さとびこワークショップ「小さな紙メディアの作り方講座」・1期 DAY-3 開催 創刊おめでとうございました
さとびこブックス『自分のしごとを自分でつくる 身の丈しごとの手引きブック』発刊 早速ご注文もいただいております。ありがとうございます。
そして、今日を迎えています。
ここ数年で感じていることは、奈良でも自然と共生することを掲げる人が増えてきたということです。レイチェルカーソンの時代から60年をかけて、やっと浸透しつつあるのかもしれません。多くの人が、情報としては十分知っている段階にきていると思います。
エコロジー、持続可能性、生物多様性、SDGS、一度市民権を得た言葉は、こんどはまた経済に利用始めます。経済は、本来の「経世済民」としてであるなら人間社会にとって貢献性の高いことです。豊かになることを喜び活力としていくのも自然な気持ちだと思います。ですが、今の段階では世の中全体を見ると、陰で利権がからんでいたり、人の命や自然のことよりもなにか違うものが優先されてしまうことも少なくないようです。さとびを選んで読んでくださっているみなさんには通じますよね、きっと。
奈良は自然が豊かで都会にも近いところが魅力です。でも、その自然の豊かさは経済的な発展との調和を慎重に図っていかなければ、奈良であっても崩れると思います。消えていく農地、削られる山、切り取ったところだけが美しい風景。そんな奈良にならないように、これからも、より多くの人たちが「自然と人の豊かさと調和」について、一人ひとり、自分なりのリテラシーを育てていってほしいと、わたしもその一人でありたいと思う次第です。
実際に撮影するときに苦労することがあります。風景写真の場合は人工物を避けたいところですが、だんだんとそれが難しくなってきています。写真の中だけは、なんとか切り取ることができますし、今後はAIで不要なものを削除することも簡単にできるようになっていくでしょう。でも、現実も見て、現実をよくしていくことを考えたいと思うのです。風景の美しさは、細かな営みの集大成だから、逆算して細かな営みがどんな風景に通じるのかを考えていきましょう。
どんな位置からでも、どんなタイミングからでも、希望を持つことはできますし、心が希望していることは自然に、無意識に、行為や暮らしに滲んでいきます。こんな人がいる、こんな取り組みもある、こんな歴史もあったことを未来へのヒントに、そういう記事を来年も作っていきたいと思っています。マスコミだけでは、伝えきれないことを、さとびこ編集室の限りある取材力の範囲ではありますが、正直に、誠実に、取り組みたいと思っています。
今年も一年お世話になったみなさま、すでに来年度の更新をしてくださった読者メンバーのみなさま、心から感謝申し上げます。よいお年をお迎えくださいませ。
お正月は3日間、おやすみをいただきます。
さとび冬号は校了いたしました。年明け10日に、発行いたします。
PS お正月はまた駅伝見ようかなー。