satobico.jpのweb articleでは、バックナンバーの中から読み返したい記事(連載、コラム、企画取材)を集めています。しかし、今のところ特集だけはアップしておりません。特集は編集部が特に時間とエネルギーをかけてつくったものでもあり、購読してくださった方だけがお読みになれる、そんなコンテンツもあっていいのではという思いから、単純に公開するのがいいのかどうか結論がでていないのです。読者のみなさまは、どうお思いになられますか。
その中でも今回、特集に掲載した内容を公開しました。編集部あなんが書いた縄文に関する記事です。 さとびをなぜ作っているのか(自然にも人にもやさしい地域づくりをみなさんといっしょに考えたい)、という部分の基層にあたるものですので、所信表明がわり(?)です。 本編はvol.36(2019 winter)にあります。奈良ではあまり注目されることの少ない縄文遺跡を、ライターのみなさんに訪ねていただき、松田真一先生(元奈良県立橿原考古学研究所附属博物館長・天理参考館特別顧問・二上山博物館長)に監修していただきました。 あなんは縄文考古学の素人ですが、素人なりに情報や知識を集めておりまして、これからの日本人にとってまますます縄文への理解が重要なのではないかとひしひし感じています。発掘物の分析などは専門家の分野ですが、素人にできることは、その時代の民俗や哲学を知ることです。それは、意外にも21世紀の今、わたしたちの未来のためのヒントとなって輝いています。
いつかは第2弾か、もしくはSATOBICO BOOKSとしてもう一度、奈良に根ざして縄文を考える企画を…という思いがありますが、それはこれからのお楽しみ(?)ということにしていただき、興味のあるかたはvol.36をぜひお求めくださいませ。 今回アップした記事はこちらです。どうぞお立ち寄りください。
web articleは随時増やしております。公開日を発行年月日に設定してありますので、記事探しの助けにしてください。「何年ごろの記事だったような」という記憶のある方は、web articleメニューから任意のページをクリックしていただくと、公開年(発行年)を選ぶことができます。縄文特集は2019年の中にある、というふうに。 web articleが、自然のことを大切に思うみなさんにとって「奈良のことを知るちょっとした読み物」「もう一度読み返したいもの」になれば幸いです!