今日のブログはわたくしのメモとなりますが、縄文文明やそれ以前のことに関心のある方は興味をもっていただけるかもしれません。
日本人はいつから日本にやってきたのか、日本人の起源とは?ということを考えるとき、遺伝子の研究者さんたちによるとおよそ3万8千年前ということになります。残された骨からとったゲノムを調べるとそうなるのだそうです。
国立科学博物館館長で、『人類の起源』などの著書多数の篠田謙一氏がそのようにおっしゃっています。
ちょっとこちらの動画からスクショさせていただきました…。
この中に「縄文人は『最初に東南アジアに到達した集団』の子孫」とありますね。わくわくします。
(偽書と言われている古史古伝を思い起こさせてくれます)
それだけでも、ときめきますが、たしか島根県で12万年前の石器が見つかった話があったはず。。。と、調べてみましたらまだネット上に残っていました。
島根・出雲の砂原遺跡の石器、「日本最古」に再修正(日経新聞・2013年6月7日)
「松藤教授によると、石器を含む地層の成分を詳しく調べたところ、層の中に三瓶木次火山灰が含まれていることが分かり、約11万年前と判明、石器を含む層は11万~12万年前と結論付けた。」(引用)
こちらは石器ですので、DNAというわけではありませんが、石器は人が使いますものね。この頃の日本列島って、どの程度大陸と近かったのでしょう。どのように渡ってきたのでしょう。少なくとも、列島が今の状態になったのは1万年前ですよね、全然違う地図だったことと思います。
12万年前って、すごいな。研究者さんの間では、議論があるそうですが、素人のロマンとしては12万年前に一票です。
どちらにしても、日本人のルーツは古い。だけでなく、「外から侵略されて皆殺し!絶滅!」という目にも遭わず、内部的な戦争はあったにしても、子孫が残り続けていることは奇跡的ではないでしょうか。現代の日本人にも本州でも10%の縄文人のDNAが含まれるそうです(アイヌの人で70%、沖縄の人で30%)。先祖が、基本的に平和を望んだ人たちだったからこそ、今があると思うと、この民族でよかったと思うんですよね。ハプログループDの遺伝子を未来へつないでいきたいなあーーというふうにも、思いますよね。みなさん、命を大切にしましょう。
縄文時代は、かつて考えられていたのよりもずっと文明が進んでいたことが知られるようになってきました。同じように旧石器人たちも、既成概念をくつがえすような文化を持っていたのではと思えてきています。縄文人の文化も突然発生したはずはなく、石器時代からの積み重ねの上にあるんですものね。
こんど機会があったら、砂原遺跡にも行ってみたいな。