前回の号から始まった連載「身の丈しごとびとに会いました」、次号は宇陀市にあるトールカレー、トールレザーの入江透さんです。
身の丈しごと研究家で、起業の支援活動家でもある戸上昭司さんの分析付きのレポートが楽しみです!
戸上さんには、これまで「身の丈しごと研究室」というタイトルでコラムを連載していただいていました。
初回から昨年までの記事がこちらで読めますので、ぜひぜひ。(最終回までの掲載は、少しお待ちくださいね)
また、入江透さんは過去に「風は奈良から」のゲストとしてもお招きしたことがあります。その記事も、こちらで読めますので、入江さんてどんな人?ということを知っていただくのにおすすめです。
上記の記事で「カレー店開業準備中」となっていますが、現在すでに全国誌の雑誌に取り上げられる人気店となっています。これ、すべてセルフリノベ。また、元家具メーカー社員だったこともあり、家具にも雑貨にも徹底したこだわりぶり。
また、奥様のあんなさんが最近オープンされた 「青丹吉」は二人してセルフリノベした素敵空間!リノベ前を知っているあなんの目には、ただただ、驚きでしかありませんでした。
(実は、このスペースは以前連載いただいていた休日ダイヤさんの元お店なんですよ。)
2階のサロンも、もちろん二人でリノベ。製材所に通い、床板の一枚一枚を作るところからやったそうです。木材の多くは、トールカレーの大家さんが元製材所を営んでいらっしゃったことから、良心的に譲ってもらったもものが多く使われており、大家さんも有意義に活用されていることを喜んでいらっしゃるとのことでした。そうなるには、外部から移住してきた入江さんたちが、近隣の方に受け入れてもらえるような誠実な態度だったことが重要なことではないかと思います。これを業者に依頼していたら、お金がどんなにかかっていたことでしょう。入江さんたちは、睡眠時間を削ってリノベ作業に取り組みました。一見したところ、とても恵まれているように見えるおしゃれなお店には、二人の情熱と膨大な作業量が隠れています。
子供の頃「大工になりたい」という夢もあった入江さんが、とうとうその夢まで叶えたか?と思うほどでした。「職人になりたかった」「起業したかった」
迷ったり悩んだりしながら、結局はいいところへ導かれてきたトールくんの物語を次号でお伝えします。
風は奈良からのゲストにお招きした記事の続編としてもお読みいただけます。
さとび冬号は来年1月10日発行予定
ぜひー!読んでくださいー。
また、トールカレーにも、青丹吉にも、さとびや薬草ブックが並んでいて、編集部は大変喜びました。この店を訪ねてくださった方の目にとまることを願っています。
ちなみに、入江夫妻は、さとびでおなじみクレメンツさんの自然療法講座を受講中の、プレ自然療法士です。ですから、クレメンツファンの方たちにも絶賛おすすめのスポットとなっています。
トールカレーインスタグラムはこちら
@uda_torucurry
さとびが身の丈しごとを研究したいと思う理由。理想とする地域は、地域経済がイキイキとしています。大手の画一的で大規模な商業施設だけでなく、その地域に根ざしたいわば小規模で愛される素敵なしごとがたくさんあることが、自然にも人にもやさしくできる余地を残すと思うのです。また、若者の生きづらさのことが気になっている編集部は、これからの人たちに「生き方はもっと多様でいい」「自分のしごとを自分でつくってもいい」という選択肢を加えてみてほしいという思いから、自分を100%活かして命を使う、身の丈しごとのコンセプトを研究家の戸上さんとともに提唱しています。この連載は、その観点からの研究活動をお届けするものです。