12月になりましたね。少し慌ただしい気分になってきました。いかがお過ごしでしょうか。

さとび旅のことを書いている途中ですが、今日は、個人的な投稿をさせてください。12月3日、誕生日を迎えました。メッセージをくださった皆様、わたくし（あなん）のことを気にかけてくださり、本当にありがとうございます。
メッセージがなくても、仲良くしてくれるみなさん、ほぼ全てがさとびを作ってきたからこそのご縁ばかりです。それだけでも、無償のままで6年間、活動を続けてきてよかった！と幸せを感じます。なにとぞ、これからも宜しくお願いします。

誕生日の恒例は、わたしのわがままを聞いてもらい、家を出ている長男や、今年入籍をした次男とともに、家族全員で飲み会をし、カラオケにいって歌いまくる！というひとときを過ごしました（うちの人たち、歌が好きなんです）。豪華なことは何もないけれど、家族がこうして集えることが本当に嬉しくて。

わたしは父が早逝（長男の年齢になる前に旅立っています）したため母が忙しく、兄が難しい性格で、あまり家族で集うことがなかったので、こんな時間が幼い頃からの夢でした。命があることのありがたさと、家族が集えることの幸せを噛みしめる、それが自分への誕生日プレゼントです。

最近、50、60、80歳代の人気インスタグラマーさんたちが書籍を出していらっしゃいます。先日、啓林堂書店奈良店（さとびがお世話になっております！読者メンバーでない方も、こちらでお求めいただけます！）さんへ立ち寄り、お気に入りの雑誌（この日は「＆premiun」)を買い求めました。そのとき、

団地暮らしの80歳代女性の著になる本が目に止まりました。その横には、インスタグラムで見かけるような50代、60代の女性が出された本が平積みに。人気のほどが伺えます。
若いだけが価値ではない。どんなに年齢を重ねても、人生を楽しむ人たちに人気が集まるのは喜ばしいことです。わたしが素敵だなと思うのは、ゴージャスなおしゃれをしてサングラスをかけているタイプの人よりも、身の丈にあった家でインテリアや料理や趣味など、自分の好きなことをいつまでも学びながら楽しんでいるタイプの人です（このへんは、個人の好みによりけり）。団地は、空き部屋が増えたり高齢化が進んだりしていると言われてきましたが、今は手頃や家賃と植栽が多い環境が好まれて、それをうまく住みこなしている人が注目されているように思います。

なんでも、高齢者の脳活にいいのは、デジタル機器を使うことなんですって。
要は、「わからない」と切り捨てるよりも、学んでみようとすることがいいんでしょうね。しかも、他者とのコミュニケーションを失わないことも、認知症予防になるし。学ぶことなんて、いくらでもあります。年を重ねると、体力が落ちますが、知的好奇心を失わないようにすることは可能です。精神的な成熟度も増します。若い頃には苛立ったことや落ち込んだことが、「そんなこともあるのよね」と思える。年を重ねたからこその人生の味わいがあると、日々感じています。

健康寿命カウントダウン！なんて、わたし、よく言うんですけど、それは「もうだめだ」という意味ではなくて、一年一年をかけがえなく感じながら最高に味わいたいという意味です。命も自然も、あって当たり前ではない、かけがえのないもの…。
わたしにとっての最高とは、自然の豊かさ、心の豊かさを軸に生きている人たちとの出会いや語らい。
どんなディナーよりもご馳走だと思います。そのためにも、自然治癒力を高める健康管理をして、いつまでも読んだり書いたり出かけたりできるよう生活を整えながら暮らしたいものです。

同県人で大好きなシンガーソングライター、竹内まりやさんの歌。わたしたちの世代になると、みんなこの歌が大好きになるみたい。

信じられない速さで時は過ぎ去ると
知ってしまったら
どんな小さなことも覚えていたいと心が言ったよ

I still believe it’s worth living

はい、このような精神で
愛する人たちのために命を使い、
また一年を重ねてまいります。