さとびこ編集室では、自然にも人にもやさしい暮らしづくり人づくりのためにワークショップを開催しています。今行っているのが「雑草キッチン」。昨年の夏からスタートして今回で13回目になりました。
講師クレメンツかおりさんに薬草としての雑草の魅力や効能をお話しいただき、クッキングライブも見せていただいたり、ランチをいただきながら、楽しく交流しています。
12/11は月曜日。平日開催となりましたが募集人数の10名を超える15名の方がご参加くださいした。
この日のメニュー
養生鍋(白菜、宇陀きんごぼう、大根、水菜、しめじ、しいたけ、絹揚げ)
養生団子(さつまいも、長いも、れんこん、ごぼう、人参、ブロッコリー、しいたけ)
揚げ出し豆腐
かぶとゆり根のムース
黒米玄米ごはん
メニューについては、2024年冬号vol.56でも紹介しますので、読者の方はどうぞご覧ください。
晩秋から冬にかけては、鬱の人が増えるそうです。西洋医学的にも太陽光線が少なくなることからセロトニン(しあわせホルモン)の分泌が減るとのこと。
食の陰陽でいうと、全体に陰に傾くので、陽の食べ物をとってバランスをとりましょうというのがテーマでした。陽の食材とは?それは根菜類。
ですから、養生鍋には根菜類がたっぷり。また、免疫力をアップさせるきのこ類もたっぷり。だしは干ししいたけからとってありました。しいたけは、干すことによってベーターグルカンやビタミンDが増して栄養豊かに。また、腎臓を助ける黒い食材にも注目。玄米ごはんには黒米が混ぜてあります。黒胡麻など、黒いものを食べると生命力となる腎の気を助けるそうです。
あなんは、整体の先生から「冬は黒い服を着るといい」と教わったことがあります。冬は黒。やっぱりですね。
「冬になると、ちゃんと『冬におすすめ』の食材がでまわるようになるんです。それが根菜ときのこ」とクレメンツさん。お肉なしで、旨味のある料理を堪能させていただきました。いつも、丁寧に、栄養を逃さない料理のコツを教えてくださいます。野菜を茹でたあとのお湯を捨てている方はいませんか。だしと栄養がそこに流れてしまっています。野菜の屑を生ごみにしている方はいませんか。芯や軸は、集めておくと出汁として使えます。あなん家でも、キャベツやブロッコリーの芯を厨房担当のM部員がお味噌汁の出汁に使ってくれた日には、びっくりするほど美味しいです。もちろん食べます(^^)
雑誌のよさと、こうした直接の交流のよさ、どちらも感じています。直接お会いできると、なんといっても「楽しい」ですね。うれしさと学びのある場づくりが、またひとつできました。
自然のルールに近づく暮らしを求める人たちが、やがて地域をつくると考えています。みなさんも、「いいことだなあ」と思われたことを、誰かと食事するときに話題にしてみてください。そうして自然に広まっていくことが一番じゃないかなあ。その話題にさとびが役立つことができたら、どんなに嬉しいか。
ちいさな雑誌にできることを与えられた場でこつこつ取り組んでいきたいと思います。
来年からの雑草キッチンは第3日曜日を原則として開催します
みなさんがスケジュールを調整しやすいのではという思いから、定例化することにしました。
いつでもどなたでもご参加いただけます。募集人数は10名程度。先着順に受付させていただきます。さとびごころが発行になるころには、何名か応募が集まっていることが予想されますが、お席がある限り受け付けますのでご興味のあるかたはお問い合わせくださいませ。
次回の雑草キッチン
2024年1月21日(日)11時オープン 11時30分スタート
場所:養生庵 宇陀市桧牧543番地
参加費:さとび読者メンバーの方3800 円 一般の方4000円
持ち物:特にありませんが、筆記用具などがおすすめ。
お車の方:周辺に駐車スペースがございます。
電車の方:最寄駅近鉄榛原駅までお迎えがありますので、お申し込み時にご相談ください。
お申し込みは、HPのコンタクトフォームからお願いします。あなんと直接つながりのある方はメッセージでもOKです。お席がある場合はSNSでもお知らせいたします。