この記事はさとびごころVOL.26 2016 summerよりの転載となります。内容は掲載当時のものです。
なんとなく不調を感じるとき、薬や病院に頼る前に、自然の力や自然治癒力により安らぎや楽しさをもたらしながら癒すホームセラピーを提唱されているクレメンツかおりさんに、誰もが取り入れやすい自然療法について紹介していただきます。
梅雨の長雨も終り、いよいよ夏本番ですね。川や海、山などアウトドアに出かける楽しみが増えるこの季節、同時に悩まされる方が多いのが、虫対策ですね? 今回のくらしの自然療法は、アロマテラピーで出来る虫よけ対策と虫刺され後のケアについてご紹介していきます。
シュッーとするだけで虫がコロリと死んでしまう殺虫剤は、人間さまを守るためのものではありますが、小さなお子様や動物、肌の弱い人にとっては安心できるものではありません。
植物は外敵から逃げられないため、強い香りを出すことで、自分の身を守っています。アロマテラピーではこのような、自然の中にある忌避成分をもつ精油を使って、小さなお子様やお肌にやさしい虫よけスプレーをが作ることができます。
それでも虫に刺されたら、ひっかいて跡形が残る前に、備えておくと便利なクリームがあります。植物の中には、炎症を抑える成分や抗菌成分を持つものがあり、虫に刺された後に塗る虫刺され用のクリームを手作りすることができます。
材料さえ揃えていたら、意外と簡単に作れます。そして、何より塗って「いい香り~~」ってリラックスできるのがうれしくないですか?今年の夏は、手作りの虫よけスプレーと虫刺され用クリームをバッグに入れて、自然を堪能して下さい。
【クレメンツかおり】
1984 年フランスでアロマテラピーに出合ったことをきっかけに、色彩心理療法、気功療法、クリスタルヒーリング、フィトテラピーなど様々な自然療法を学ぶ。自然療法士(ナチュロパス)養成校” 自然療法森の学校” では、アロマテラピーを中心に、薬膳療法、鉱物療法、日本の薬草療法などのセミナーも開講。
さとびごころVOL.26 2016 summer掲載