とあるイベントで、さとびに興味を持ってくださり、サポーターになってくださったカズコさんが
編集部にお越しくださいました。今年になってから、編集部にお客様をお招きすることが増えてきました。紙面を通しての間接的つながりだけでなく、実際に出会ってお互いの考えを知り、共感できる機会を持ちたいと思うようになったのです。
今、マスコミというものの信頼が失われてきています。ではSNSなのか?YouTubeなのか?というと、近年まますます、知らない人からの投稿が自動的にタイムラインに並ぶようになりましたね。おそらくわたしという人間が興味を持ちそうなことばかりが選ばれているのでしょう。何を検索したか、何を購入したか、どこにいったのか、AIはなんでも追跡なさってますから。
ネットは情報収集の手段のひとつとしては、面白いこともあるのですけど、これまたどこまで信頼できるのか、リテラシーが求められるところですよね。ちなみに、わたしは鵜呑みにはしないようにしています。
そんな中で、地域マガジン、さとび。100年住み続けたい地域を考える小さなマガジン。
発行部数はミニコミ的に少ないのですけど、編集部みずからの足と目と耳で確かめた情報だけで記事を作っています。ヒューマンエラーがないとは言えませんが、嘘はつけません。話を盛ったりすることもないです。。。何しろ、地域マガジンですから嘘などついてもすぐわかるでしょう。
信頼していただける記事づくり、誠意のある記事づくり、他になにもできないさとびとしてはそれが生命線だと思います。
それだけに、「面白い」「作っている人に会いたい」と思っていただけることは、とても嬉しいことです。ネットによるつながりかたとは質が違います。それは、生身の人間から発せられる空気のようなもの、すなわち非言語コミュニュケーションを含むからだと思うんです。
対話していると、知らなかったことを教わったり、その逆もあります。意気投合することもあります。対話の機会をいただけることで、紙面には載せきれなかったたくさんのお話もできます。
さて、カズコさんは、娘さんが大変な奈良好きだったことから、昨年秋に引っ越してこられたばかり。野菜のおいしさに驚いたそうです。
この日は、かばんの中にお気に入りのvol.54を。
その中にあるフレーズに痛く共感されたとのことです。
「やっぱり奈良って沁みる場所なんですよ。根源を問う人、少し孤独な人が反応しやすい場所…ですね」(さとびvol.54 P17 ちとせなら・岡下浩二さんの言葉より)
価値観が通底する人との語らいは充実していて
何を話しても盛り上がってしまいます。
(われわれ女子は特に、『話す』ヒーリングですし)
カズコさんは看護師であり、医療現場や対人支援に関する仕事に従事してこられたこれまでの人生を通して、自然と調和した暮らしの大切さを痛感されています。東北、関東、中部のいろいろな県でお住まいになられましたが、望む暮らし方ができる場所として、奈良とのご縁を感じるそうで、「たぶんもう他県への引っ越しはないと思う」とのこと。これまで二の次にせざるをえなかったことを本気で大切にしていきたいとお考えです。
これから奈良のことをもっと知っていただけたらと思います。
さとびを通して、出会いがあり
「だよね」「こうしたいよね」という思いが繋がっていきます。
バックナンバーをいろいろご覧いただき
興味のあるものをお求めいただきました。
カズコさん、これからもよろしくお願いします。
さとびサポーターになってくださっている方、よかったら編集部のゲストルームにお話しにいらっしゃいませんか。場所は奈良市内で最寄駅から徒歩圏内。コンタクトフォームでお問い合わせください。
この日お求めいただいたバックナンバー
さとびごころvol.41(2020.spring)特集 自然にも人にもやさしい家
さとびごころvol.45(2021 spring)特集 地球の歴史と奈良の地質
さとびごころ vol.50(2022 summer)特集 奈良の水マップ
さとびごころ vol.53 (2023.spring)特集 小さな村へ旅しよう
さとびごころ vol.51(2022.autumn) 特集 炭はサーキュレーション
など