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さとびをお届けに曽爾村へ。岡本太材さんに掲載号をお渡し。岡本彰夫先生にもお会いできました。

ゴールデンウイークが遠のいていきますが、みなさまはいかがでしたか。
編集部は、外国人観光客でにぎわう奈良市内から逃げるように(笑)さとびvol.61春号の「風は奈良から」のゲストとしてお話をうかがった
岡本太材さん・梨恵さんご夫妻へ、遅まきながらさとびをお届けに行ってきました🤗
@oyatsu_somaya
夫妻は、曽爾村を拠点に、乳製品・卵・白砂糖不使用のスイーツづくりとオーガニックな農業をされています。

曽爾村は奈良県の東南部にあり、すすきやお亀の湯が人気の、農村風景が美しい村です。田植えのさかんなこの季節は、ひときわ美しいんですわ。ソーラーや産業廃棄物置き場といった、景観の観点からすると残念なものがありません。いまや貴重な風景が残されています。それは、「農業が作る景観」を村として大切にされているからです。奈良市から行くと、宇陀市を抜けた先にあり、さらに進めば御杖村に続いています。

記事の中でも触れていますが、太材さんは春日大社元権宮司の岡本彰夫先生のご子息です。曽爾村には岡本先生のご実家があり、そこが今は、2020年にこの村に移住してきた太材さんご夫妻のおうちになっています。

ここで少し話がそれますが、さとびvol.61を発刊してしばらくして、お取り扱いスポットのホテル尾花さまから追加注文をいただきました。なんと、岡本先生からのご注文とのことでした。岡本先生も見てくださったなんて!速攻で追加の納品をしに行きました。

曽爾村へ行ったのは、その直後くらいのタイミング。偶然にも、同じ日に岡本先生もいらっしゃることになるとご連絡をいただきました。おかげさまで、お礼をお伝えでき、ゆっくりとお目にかかることが叶い、あかい奈良時代のなつかしいお話(※)や、アドバイスと励ましのお言葉をいただきました。感謝です🙏
@gangbenzhangfu

岡本彰夫先生。さとびを手にとっていただいています(^^)
お茶室にて接待いただきました。

あなんは若い頃、「あかい奈良」という奈良の地域マガジンの編集委員の仲間に入れていただいてました。その頃岡本先生にご教示いただきながら、内藤其淵 や森川杜園など、奈良の名工たちなどの記事を作りましたので、大変お世話になった方です。先生は、ほとんどご記憶にないご様子でしたけど(笑)

また、「風は奈良から」のホストを共にやってくださっている三浦雅之(プロジェクト粟・awagram7)さんも、岡本先生が主宰されているこころ塾を通じて大変懇意にされています。

間接的につながりのあった岡本先生、このたび、(おそらく初めて笑)「さとびごころのあなん」として覚えていただけました。

「息子が何を考えているのか、わたしでも知らないことが載っていました」と喜んでいただけたみたいです。これは副産物ですけれど、さとびづくりをしていて嬉しいことです。

また、さとびについては「いい雑誌だけど、あまりにも知られていない。奈良という名前は全国区なのだから、もうすこし県外に知られるといいのでは。奈良の人って、奈良の価値に無関心なことも多くて、むしろ東京のほうが奈良のファンが多い。わたしは、東京のでも塾をしているんですよ。心あたりのある人に伝えてあげましょう」と、激励をいただきました。そして、バックナンバーを(サンプルとして提供すべきところ)お買い求め(=寄付)いただきました。

実際に販売促進になるかどうか以上にお気持ちが嬉しかったです。と同時に、さとびを知っていただく方法をもっと意識して考えていかないといけないなと思いました。

一方、太材さんは育苗の真っ最中という忙しさの中で時間を作ってくださいました。おうちに隣接して設置されたハウスの中にも入れていただき、育苗中の苗を見学。

さとびvol.61より引用しますと、移住者の立場でオーガニックな農業を始められたことについて、太材さんはこう語っていました。

最初はもう、いろいろ言われました(笑)。「若い子の農業はわからん」とか、「今は実験的にやっています」と言うと「あ、そうか。まあ、そのうち(できないと)わかってくるわ」とかですね。でも、味の良さを知っていただくと「苗があるなら欲しい」と言っていただけるようになりました。


その苗たちです。

5月にホームセンターへいくと、一年で一番多く苗が並んでいますよね。あれとよく似た景色がハウスの中にある感じ。お話をうかがうと、水の管理、光の管理、ネズミの食害もありで、この時期の苗は実にセンシティブ。午後3時くらいの段階で、ちょうど土の湿気が減るように、天気を見ながら朝の段階でどれくらい水やりをしたらいいのかを調節。すると夜に根っこが成長するのだそうです。水が多すぎると根っこの呼吸が妨げられます。光は強すぎても、弱すぎてもよくないので、遮光シートをかけたりはずしたりの微調節。

出荷された苗を見ているだけではわからない、手のかかりように驚きました。わたしの「頑張らない畑活」とはワケが違います!

畑活をしているとすぐにわかるのですが、種から苗までの管理が一番難しい(わたしの場合は運だめし?)ものです。まず、無事に発芽するのか、発芽しても双葉、本葉と成長できるのか、虫に食べられないか、頑張らないあなんといえども毎日気になります。なので、初めての畑活は、安全に栽培できる苗からスタートするのがおすすめなんですよね。本葉がいくつか出揃ったら、ある程度しっかりしてくるので、あなんも畑に定植します(それでもうまく成長してくれないこともありますけどー)。

「この時期はほんとに、時計を見て、苗の様子を見て、手が離せないんです」

そんなときにさとびを迎えてくださったなんて、なんだか、申し訳ない。ありがとうございます。

次は太材さんが将来の仕事に加えていきたいとおっしゃっていた曽爾村のアテンドをお願いしてみたいです。太材さんの目線で教えていただく曽爾村は、どんなふうに見えるのでしょう?その日を楽しみにしています。


もとは雑貨を販売する会社に勤め、退職して宮崎で農業を学び、曽爾村に移住して、若い日にコミットした「奈良を盛り上げる」ミッションに取り組む岡本太材さんの物語が掲載されているさとび最新号はオンラインショップでもお求めいただけます。
さとびごころvol.61(2025 spring)特集「自分の食べものを育てよう」

さとびvol.61

オヤツソマヤ

オーガニック農業

三浦雅之

岡本太材さん

岡本彰夫先生

曽爾村

風は奈良から

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