奈良の冬は昼間がポカポカして気持ちいいですね
1月も下旬になると、そろそろお水とりのことが話題にあがってきます。まさに奈良らしい。
光陰矢の如し。今年もきっと、あっという間に過ぎてしまいそう。
さとびの1年は、冬号の発送とともに、毎年読者メンバーの継続についてお尋ねするところから始まります。季刊ですので、次号は3ヶ月後ですが、これがまた「すぐ」なんです。そうこうしている間にさあさあ次号の準備。そして締切がきて、また発行、発送。今日はそんな流れをお伝えしてみようと思います。
「次出るの、いつだっけ?」「これ、月刊?」とか、時々聞かれることがありますので、季節に一度のスケジュールは、こんな感じですという雑談でございます。
だいたい、そんなパターンを繰り返しています。
さとびの1年
この中で一番アドレナリンが出ちゃうのが「発行前月」(3、6、9、12月)の後半2週間くらい。
「あ、セイコは今忙しんだよね」などど家族に言われるのもこの時期です。
寄せてはかえす波のように(あまちゃんか?)、おっとりした時期とわーわーしている時期を繰り返します。
これをスムーズに進めるためには、事前の企画が重要。「次、何しようかな?」では絶対に作れません、少なくともわたしは。
発行までのしごと 企画制作
だいたい3年先までプランを出し、1年前までには絞り込み、リサーチを始めます。直前で変更になることもありますが、変更した企画は別の号で生きることがあるのでリサーチは無駄にはなりません。リサーチって何をするのかというと、そのテーマについてすでに知っていることがあるから選ぶわけですが、この段階では「センサーが反応した」に近く、第三者に伝えられるレベルではないので、もっと知識が必要な場合がほとんど。そこを納得いくまで調べて(納得がいかなかったらボツですけど)、ふわさわしい方に執筆をお願いしたり、自分で書くこともありますのでその準備をしたりしています。
ふさわしい方かどうかは日ごろの信頼関係やコミュニケーションの中でわかることですので、人とのつながりが何よりも大事です。(若い頃のわたしに見せてあげたいな。当時は人間関係のたいせつさが全くわかっていなかったから笑)
この時期がもっともロマンチックで楽しいかもしれません。
さとびに詳しい方はご存知ですが、編集とデザインソフト(インデザインを使っています)によるレイアウト作業は、編集人のあなんが一人でやっています。さとびくらいの規模ですと、一人のほうがやりやすい面もあるんです。原稿が入稿されるとチェック(誤字脱字よりも、文章の優劣よりも、テーマがずれていないかどうかのチェックです)をしたり、デザインを考えたり、必要な写真は撮影に行く、また撮影を依頼する、同時進行でさまざまなことをしますので、これを複数人でやるとタイミングを合わせたり確認作業をしたり、それはそれでエネルギーが必要なので、一人のほうがやりやすく、もめごともなく、この形で定着しています。ただし、この作業はお金的な報いにならないので(さとびがあと2倍出せたら別ですが笑)、その意味でも自分しかやる人がいません(笑)。わたしはさとびの楽しみ方を心得ておりまして、これは全く苦痛ではありません。
裏をかえせば、副作用としては、デザインを自分以外の人にお願いするワークフローがないこと。課題としは、お願いできるだけの報酬がないこと。ここは、根気よく向き合っていきたいと思っています。
発行後のしごと 発送とお渡し
発送作業を人にまかせたらどうか?もし大変なら効率的にやったらどうか?というアドバイスをいただくこともあるのですが、さとびの登録メンバーさんは200名に満たないので、お一人お一人とのつながりが大事だと思い、発送やお渡しがその貴重な機会になっていると考えます。そんなわけで、機械的に外部に委託する、、、ということは、今のところは考えておりません。でも、考えざるをえないほど読者さんが増えたら、それはそれでおめでたいかもですね。
さとびづくりの現場から、1年のスケジュールについて書きました。あなんと遊んでくださる方、発行月の翌月がいちばんスケジュールの都合がつきやすいですので、ご連絡お待ちしています(笑)
PS
このような記事はSEO的にはなんらメリットがなさそうなのですが、いいんです、集客目的というわけでもないので。さとびの裏話として、あなんのドタバタをお伝えしてみました。