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さとび冬号vol.60 (2025 winter)発刊しました。特集「温泉は薬でした」

昨年の秋は暖かくて、なかなか冬らしくならないなあと思ったものですが、最近は最低気温がマイナスになる日もあり、インフルエンザが大流行するようになりました。みなさんはかかりませんでしたか。

我が家では二人、高熱にうなされている人がでましたけれど、編集人のあなんはなぜか感染らずに過ごせています。しかし寒い。冷えます。動きたくない。こんなときは温泉が恋しい。というわけで、冬号は温泉めぐりをしたくなるような特集にしました。

地球から勝手に薬効のあるお湯が湧いてくるなんて、実にありがたいことではないでしょうか!ひとえに、そんな思いをこめて作りました。

特集より


薬とは、もともと自然界にある植物や鉱物などを起源として、
病気や痛みの治療に役立つものを
人が経験的に見つけ出したものです。
温泉が一般に広まったのは、江戸時代以降ですが、
奈良には施湯があり、古くから温泉が人を癒すことが
知られていました。さらには、火山国である日本では、
縄文人も不思議な温かい泉を活用していたようです。
ここでは、自然界が与えてくれた人を癒すものという意味で、
温泉について考えてみました。
寒いこの時期、温かい湯で自然の恩恵に浸り
体を温めてみてください。


さとびリサーチャーの戸上氏が、年末の多忙な中で、おおいに頑張ってくださいました。取材後記もいただきましたので、こちらもどうぞ。さとびが届いたら、併読していただくと良いです。

家庭での、疲労回復効果がある入浴のコツについても、特集内コラムにしましたので「温泉に行く暇がない」方にも入浴の侮れない?大切さを見直す機会にしていただければ。

冬号からのあたらしい企画としては、「奈良の伝統食 足もと照らし」という3回シリーズが始まりました。
01は吉野本葛です。モンスター雑草と言われている葛も、葛です。吉野葛も葛。吉野「本葛」も葛。クズと呼ばれているけれどほんとうは葛ではないものもあります。若い人は、「吉野本葛」って何?と聞かれても答えられない人もあるのではないでしょうか。
吉野本葛は、普段から自然食品店などで買い物する人たちはよくご存知かもしれません。貴重な食養品だからです。そのあたり、奈良県人としてちょっと誇りに思える吉野本葛のお話…読んでみてくださいね。

前回の号で反響の多かった奈良墨・錦光園さんの企画記事は、春号で再び掲載しますので、楽しみにしていただければ嬉しいです。
関連情報「1400年続く「松煙墨」が途絶える危機。国産松煙の製造を継承する!
クラウドファンディング大成功おめでとうございます!

毎号おなじみ、表紙をめくったらそこにある都甲ユウタさんのフォトエッセイ「これからのこれから」は、さとび一番の人気記事です。面識のある読者メンバーさんのうち、10人中10人と言っていいほどこのエッセイが好き。最初にこれを読んでほっこりしてから読み進めんるんですって。今回は息子くんが唯一自ら「やりたい」と言った野球のお話。さとびは編集しているときに、ちょっとほろりとなりました。

奈良の地酒が大好きな人に捧げる連載、すっかり日本酒先生となられた感のある帝塚山大学教授河口充勇先生の「奈良の地酒と『テロワール』をめぐる物語」は5回目。みむろ杉で人気の今西酒造さんが登場します。ぱちぱちぱち!今回は泣けるヒューマンストーリーとなっておりますので、ぜひぜひ、奈良酒ファンであるなしにかかわらず、読み飛ばさずに読んでください。

この連載があるおかげで、天理の登酒店さんでは、さとびをずらっ!!と展示してくださっています。なんと役得なさとび。ありがとうございます。


登さんは、さとびにとって奈良酒の師匠です。さとびが「お酒を通してお米や農地を守る気持ちを育てたい」と思ったとき、奈良の無濾過生原酒ムーブメントの仕掛け人と言っていい登さんに惜しみなく協力していただき、勉強させていただいたこと、あらためて感謝申し上げます。登さんのことは、さとびの特集「地酒で味わう奈良2」で、お伝えしていますので(残り少ないですが在庫があります)、よろしければぜひご入手ください。
そして、登酒店さんへ行かれましたら「さとびはどこに置いてあるか?」チェックしてみてくださいね!

いつもの連載、「風は奈良から」は、特別バージョン。『奈良のタカラモノ』を上梓されたのを記念して、またさとびが60号を迎えたこともあり、二人で対談しました。なんと、そのときに、「みむろ杉」をプレゼントしていただいたのですよ!(三浦さんは今西酒造さんが掲載になることは、もちろんご存知なく)

ああ、おいしいです。


このほか。

奈良で指折りの森林所有者で林業家である谷さんの「十四代目林業家ドタバタイノベーション奮闘記」と「山と今日から始まる物語」のダブル連載。
今や活動が広がり注目が集まる里山再生農家・杉浦農園さんの「杉さんの里山再生録」、さとびが環境再生の切り札として期待を寄せる大地の再生を追った「大地の再生目線でウオッチング」・さとびらしい食の提案として「季節の薬食同源レシピ」や「はじめてのヴィーガン」もあります。 
そして、締めは 読書散歩ナビゲーターの嶋田貴子さんによる「さとび的読書さんぽ」となっております。

これだけのコンテンツをギューっと26ページ(表紙抜き)にまとめてございますので、実際の重さよりもずっしりしているマガジンです。特集だけでなく、連載も読み応えと楽しさ満載。そして奥のほうに、それぞれの書き手さんの自然を思うこころが染み込んでいるんです。

暮らしのおともに、さとびごころ。ぜひ、お求めください!

vol.60は1月10日よりオンランショップでもお求めいただけます。


【近鉄奈良駅・高の原駅周辺の方におすすめの書店(敬称略)】
(1月中旬以降に並びます・SNSにてお知らせします)
啓林堂書店奈良店
ベニヤ書店(さとびこブックスも置いてくださっています)
たつみ書店



【さとびごころお取り扱いスポット(敬称略)】
(1月中旬より順次お届けしています)
アマテラス(桜井市)
恵古箱(葛城市)
喫茶と雑貨アンジュール(奈良市)
清澄の里粟(奈良市)
KUBERU(王寺町)
クラフトワーク(吉野町)
佐藤浩行事務所(十津川村)
嶋田貴子(個人)
精霊の森(宇陀市)
double-mound woodwork(奈良市)
地域研究会俚志(奈良市)
奈良むつう整体院(橿原市)
ファーマシー木のうた 奈良店(奈良市)
ファーマシー木のうた 法隆寺店(生駒郡)
ポニーの里ファーム(高取町)
ホテル尾花(奈良市)
民宿おいなりハウス(大淀町)
森ある暮らしラボ (明日香村)


読者メンバーのみなさま、「さとびはいい雑誌だなあ!」と思ってくださるみなさま、お近くの「通じそうな方」にさとびのことや面白かった記事のこと、伝えていただけましたら幸いです。口コミで伝わりたいさとびです。どうぞよろしくお願いいたします。

さとびvol.60

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