まもなく発行する冬号の特集「温泉は薬でした」の担当をお願いしたさとびライターの戸上昭司さんは、年末に奈良の温泉を梯子して回るという無茶ともいえる取材をしてくださいました。
紙面の都合上、十津川村の三つの温泉をレポしていただきますが、そこで書ききれなかったあふれる思い(?)が綴られた取材後記をお届けしましょう。
軽妙な文体で、お楽しみいただけます。
最後に、さとびでは小さくしか載せれられなかった写真を全部、のっけますー。(昨年末の投稿と一部重複しますけれど)
私が東日本大震災の支援で東北に住んでいた間、実は温泉巡りが私の密かな楽しみでした。向こうは車でちょっと行ったら、どこにでも温泉がありましたからね。今でも時々出張に出掛けては、温泉に行く時間をわざわざとったりします。奈良に移住してきて以降は、街中にあるスーパー銭湯仕様の温泉には行ってましたが、山間部の温泉は、気になるものの行く機会を持てずにいました。今回の特集記事の依頼を受け「これは絶対現地に行かないと!」と。
十津川温泉郷は3つとも良かったなぁ。スーパー銭湯然とした温泉も快適で好きなのですが、十津川温泉郷のような公衆浴場然とした温泉もいいですよねぇ。休憩室もないし、漫画も置いてないのですが(笑)、多少古めかしくても、どこも掃除が行き届いていて、ほんと気持ちよく過ごせました。個人的には、上湯温泉の大露天風呂が気に入りました。自然の中にあって、すっごい開放的な気分が味わえます(男湯の方だけかもしれませんが)。でも高温泉の源泉かけ流しだから、めっちゃ熱いんですよ!でもさすが大露天。湧出口から一番遠い端まで行ったら、ちょうど良い湯加減になりました。
今回、2日間で10以上の温泉を巡る計画を立てたわけですが、1-2時間おきに体がポカポカになるのはいいものの、車の運転ばかりしていた印象もあり、まったく、癒されに行ったのか、疲れに行ったのか(苦笑)。でも、気分は最高でした。でもまだ、超有名である洞川温泉に行ってないし、他にも奈良県内で行きたい温泉をたくさん発見したので、県内温泉全制覇を目指して、これからもがんばろうと思います(笑)。
あ、温泉とは関係ないのですが、道中、せっかくなので、谷瀬の吊り橋も一往復して来ました。恐る恐る渡る他の客を尻目に、スタスタと歩く私。すみません、時間がなかったんです、でも渡ってみたかったんです。風情もへったくれもなく、急ぎ足で吊り橋を渡った暴挙をどうかお見逃しくだされ。
戸上さん、この度はお疲れ様でした。今年もさとびでは、たくさん仕事していただくかもしれませんが、温泉で元気復活しながらご活躍くださいね!!!
湯泉地温泉
十津川温泉
上湯温泉
さとびの特集の最後のほうに訪問記が載っていますので、あわせてお読みいただきますと面白いです。
十津川村、、、、ちょっと遠いところが、非日常感があって魅力です。あなんも、久しぶりにまた行ってみたいです。そのちょっと先(奈良から見て)にある湯峯温泉も、大好きです。
というわけで
さとび冬号vol.60(2025 winter)は1月10日の発行です。もうしばらくお待ちください。
(みちやすさんにも読んでもらわないと笑 最後のほうの動画参照)
特集では、奈良の温泉のすべてとはいえないまでも、リサーチして多数紹介してくださっています。「温泉ごとに」ではなく、「泉質ごとに」紹介してあるのが戸上さん流。各温泉の場所や営業時間等は、いまや検索するほうが早く正しく手にいれられますものね。
今年は、奈良の温泉が流行るかも。(さとび現象?)そんなことになったら嬉しいです。温泉は縄文時代から人を癒してきた地球からの贈りもの。お湯でアーシングすることにもなりえます。さとびをお読みになって温泉気分に浸ってくださいませ。
さとびvol.60は、発売後、オンラインショップにも並びます。