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「節約していても、食費が以前よりも格段に高くつくようになった」との声が聞こえてきます。目指せ低コスト高栄養。

やっとコロナが落ち着いてきたかと思ったら、スーパーで日々の食品を買う時に「値段が上がった」と実感している人が多いようです。レシートをチェックしている家族の話では、同じものを買っていても1ヶ月あたり去年より何千円と高くなっているとのこと。

食べ物が高くなるのは、確かに大変です。でも、安くて当たり前と思っていたことに気づく機会にもなるかもしれませんね。食べ物のありがたみを感じるチャンス!とはいえ、一番節約しにくい分野ですし、健康に差し障りがあってはもともこもないです。

どうしたものかなあと考えます。。。

食費は、原則として加工が重なると割高になります。単価が安いように見えても、割高なのです。きゅうりを買うより、きゅうりの漬物の方が割高ですものね。ですから、できるだけ原料そのままを買うほうが栄養もありますし、節約になります。でも、家で調理する必要があるという点が、忙しい人にはハードルなのかなあ。忙しくて疲れて帰った時にご飯のしたくをするのがとてつもなく辛く感じる人の気持ち、わたし、わかるんですよねー、経験がありまして。。だからって、毎日のお惣菜を買ったり、コンビニ弁当で済ませたりして欲しくはないんですよね。。。恐ろしいほどの添加物が入っていますし、割高です。。。

そこで思うのですが、お米を基本にするのが結局一番コスパが高いのではないでしょうか。それも精白米一辺倒でなく、できたら玄米(精米機で自宅精米がおすすめですが、精米機の購入が必要になりますねー)、もしくは雑穀を買って置いて少しずつ混ぜることで栄養バランスをとること。

あとは、一汁一菜。一菜を料理する元気がなかったら、味噌汁だけでもいい。天然醸造の味噌だったら旨味があるので、ひと匙の味噌と削り昆布かカツオブシ少々をお碗に入れて、お湯で溶かすだけでもいいじゃないですか。それほどに、味噌汁は偉大です。梅干、漬物、ちりめん雑魚、昆布の佃煮、無限大葉など保存がきくものを常備しておくと、品数が少ない割にはビタミンやミネラルが取れる。


わたしはジャパニーズファストフードと呼んでいるんですけど、簡単な丼、お茶漬け、素麺など、すぐに食べられる和食メニューって、とても助かります。



ちなみに、書くかどうかちょっと迷いましたが、書いちゃいますと、わたし的秘密メニューは、ごま油と醤油がけ玄米ご飯(食べやすいように分づきした玄米)。炊飯器を開けて、ご飯を盛って、梅干しや昆布など冷蔵庫にあるものをトッピングし、ごま油と醤油をかけて味付け。ごま油はリノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸が多く含まれ、セサミンやセレンなどのおかげで抗酸化作用がある、これ一つでもかなり体によくて、旨味が出ます。良い子はマネしなくていいですけど(笑)、これで何度も救われてきました。きちんとした奥様には笑われてしまうかもしれないですね(笑)。節約もしたい、時間もない、でも栄養はとりたい。そんな時代に食べていました。今も疲れた時は食べています。


作り方がシンプルなジャパニーズファストフードでは、どうしても守りたいことがあります。塩、醤油、味噌などの基礎調味料を天然の高品質なものにしておくこと(わたしは昔々、自然食品関係の仕事をしていたので、手に入りやすかったんですよね)。だからこそ、体に元気を与えてくれる栄養成分が含まれているのに、1分で「いただきます」できるんです。余力があって、何かおかずを作れるなら、普通のご飯で頂いてもいいし。

天然の調味料を使うと、あれもこれも足して味を作り込む必要がないので、少しくらい高くても結局はローコスト。ただの塩むすびが、すでに美味しい。日々の食事はシンプルにして、時間や心に余裕のあるときは品数多めに頑張って作ると、ハレとケができて楽しいと感じます。毎日すき焼きを食べていたら、すき焼きの喜びが薄れますやん。

最近の心がけとしてもう一つは、野草やハーブをとりいれること。ただのオムレツに、刻んだ野草やハーブを混ぜるだけでもいい。奈良は、その気になれば生活圏の近くに野草がありますよね。今の季節ならスベリヒユやツユクサなどがあります。無料です。バジルもプランターで栽培できますよね。これからの時代、何かしら一つふたつ、自給できるアイテムがあるといいですね。

こんな時代だからこそ低コストで高栄養の食べ方を研究してみましょう。

最近ウェブ記事としてアップした、食養生の記事も、ご参考に!





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