さとびごころの配達や発送が終わり、直接お渡しする方たちのぶんも、あと数人で完了できます。秋号は、来年度の受付を始めるシーズンでもあり、早々に年会費を納めてくださる方たちも、出てきました。本当にありがとうございます。会費は、経費にあてるものですが、毎年のことながら、「わたし、まださとびを作ってもいいんですね!?」と思わせていただける、ありがたーい季節なのです。
中には、停止のご連絡をいただくこともありますが、それもある意味で嬉しいです。さとびは1冊も無駄にせず、また別の読者さんとの出会いを待ちます。停止は寂しいですが、読まずに捨てられるのはもっと寂しい。ちゃんと連絡をいただけることに誠意を感じさせていただいております。
さて。さてさて。冬号づくりが本格始動するまでの短い間があなんの「ほっと一息」タイム。さとびだけを最優先していた緊張がほぐれて、「さあ、さあ、何しようっか」とざわつきます。
そう思っていましたら、体操男子の世界体操団体決勝(第54回世界体操競技選手権大会・オランダ)が深夜にライブ中継されることがわかりました。
以下は体操男子団体が好きな人だけ読んでください。
テレビっ子だったあなんは、スポーツの中継が大好きでした。オタッキーな詳しさはないものの、選手が真剣に取り組んでいるノンフィクションストーリーを見るのは感動そのもの。男子体操も、そのひとつ。今はテレビを持っていなくて、スポーツ番組に昔ほど釘付けになることがなくなりましたが、男子体操の、それも団体決勝というのは、絶対に見たいやつなんです。
それでも、さとびと重なったなら、きっぱり諦めて後日動画でチェックするのですけれども、今回はラッキー!ライブが見れるとばかりに、その日の予定をすませ、さっさと晩御飯をすませ、めざましをセットして、寝ました!
すると、なんということでしょう。めざましの世話になることなく、ひとりでに目が冷めたのです。寝ぼけたわたしは、「こんな時間に起きるのは早すぎる。もういっかい寝ようかな…」などと思っていたそのとき…
「何?!!!!」
体操やんか。今やんか。すごい、わたし。目が覚めた!
神様が教えてくれたんですね。テレビがなくても、本当に見たいやつはTVreで見れます。なんてありがたい世の中なのでしょう。寝室から仕事部屋へ移動して、マックをオン。CMで中断されてもいいや!それでライブが見せてもらえるならいいや!と思って見てみたら、ライブってほとんどCMがないんですね。
最後の演技者となった橋本大輝選手の鉄棒。直前までは4位。各チームに大きな差はなくて、橋本選手が失敗なく演技を終えれば団体優勝が決まる状況。これが日本の体操男子の究極のみせどころ。全てのプレッシャーを背負って、技を決め、空に舞い、ピタリと着地。嵐のような拍手の中、本人は着地姿勢のまま3秒くらい余韻の中にいて、起き上がると、静かに審判席に向かって一礼。それからやっと、ガッツポーズ、そして声援に応え、チームのみんなの輪の中に飛び込んでいきました。正式な結果が表示され、またまた歓喜。
ああ、よかった。
みなさんは、体操男子団体、お好きですか。あなんの戯言を書いてもいいでしょうか。
思い返せば、塚原さんや、森末さんたちが活躍されていた頃は、「きれいだなあ」と見惚れる程度で、今ほど熱心ではなかったものです。それが、決定的に心臓を鷲掴みにされたのは、「ザ・栄光の架け橋事件」(2004年アテネオリンピックで28年ぶりの金メダル)から。
鉄棒で決める感動のはじまり。体操日本は、世界で金メダルを取るのがあたりまえっていうくらい強かったのですが、その座をロシア(当時はソ連かな)に奪われていました。体操界は、ふたたび日本を強くするため、ロシアに学び「美しい体操」を目指し、子どもたちの教育に力を入れます。その成果が現れた金メダルでした。やさしげな雰囲気の最終演技者の冨田洋之選手が、「伸身の新月面が描く放物線はー、栄光の架け橋だー!止まったー!」の着地を決めて、逆転優勝。もう、奇跡とはことことだと、関係者のみなさまともども、おめでとうございますと、めっちゃくちゃ感動しました。
そんな富田選手にも引退はやってきます。それと入れ替わるように内村航平選手が現れました。19歳で、軽々と回転を決め2008年 北京大会で個人銀。天才の世界デビュー。ああ、これで日本はまた強くなる。嬉しい予感は的中し、その後はご存知の方も多いと思いますが前人未到の結果を残します。わけわからんくらいの金メダルを取ったかたわら、彼は団体の優勝にこだわっていました。2008年北京で団体銀。2012年ロンドンで団体銀。どんなに個人で頑張っても団体では銀でした。
「個人でとる金メダルよりも、団体で金メダルをとりたい。体操は孤独な競技だけれど、みんなで勝ちに行き、喜びを分かち合える団体金のやりがいに憧れる」と、何かのインタビューで語っていました。個人での金メダルが当たりまえ(ご本人の努力は外にはお見せになりませんし)になったキングが欲しかったのは団体金。気ままな天才少年は、チームをまとめ体操の未来を見据える大人の選手なっていました。
ついにそれがかなったのが、2016年リオデジャネイロです。
その内村選手が引退する間際、金メダルの継承者として現れたのが橋本選手。印象的だったのは、先の東京オリンピックです。団体では中国に敗れて銀でしたが、橋本選手は個人で金を勝ち取りました。すらっとした体型のオールラウンダー、得意種目は鉄棒。まさに内村選手タイプの後継者でした。
そして、なんとなんと、さらなる次世代スターが2024年パリ五輪で誕生しました。まだあどけなさの残る表情をした個人総合金メダリストの岡慎之助選手。 今、日本には二人の金メダリストがいるんです。バチバチのライバル、最高のチームメイト。
優れた選手の活躍を子どものころに見た世代が、今度は自分がメダルを取る側に。このリレーがまた感動なんです。息子より若い男の子が、技術だけでなく、メンタルの面でも見事に成長して行かれるさまを見せていただけるのが、あなんの楽しみであります。例えば、「技の難易度をあげながら、あくまでも美しい体操をすること」「練習で欲を出して、試合では欲をかかずに演技に集中すること」などの金言が受け継がれていきます。
感動、感動。ごめんね、部屋でのんびりしながらTVerなんか見ちゃって。セイコさんも、元気をもらって、また頑張るねー。
さとびに関係ない話ですいませんでした
これも2026年のあなんの10大ニュースにはいりそうなので、メモをかねて書いておきたかった次第です。ちなみに、ここから先は、マイ駅伝シーズンとなります。先日、予選会がおこなわれて東洋大学がトップ通過しましたね。箱根駅伝は、今監督をされている世代の人たちが現役選手だったころから見ています。一度見たら魅了される面白さ。この秋、たまたまですが、たてづづけに駅伝の小説を読んだのですよね。三浦しおんさんの『風が強く吹いている』池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝1・2』。
これですっかり脳みそが駅伝に染まっているところに、テレビドラマ「俺たちの箱根駅伝」も始まったようですね。学生連合チームも注目されるかな。
冬号が校了を迎える頃には、年末。そして年があけたら、わたしはニューイヤー駅伝で、往年・前年の箱根戦士たち(卒業後に実業団に入社した元4年生が出たりします)を探して応援し、2日と3日は箱根駅伝をかぶりつきで観戦することでしょう。
スポーツテレビ観戦はなんでも好きですが、体操と箱根は特別です。みなさんの中にも、体操や箱根の好きな方がいらっしゃいましたら、ぜひあなんと体操トーク、箱根トーク、やりましょう。あなんの知らないことを、教えてください。
ではでは、本日は戯言におつきあいいただきまして、ありがとうございました!さとびの通常更新に復帰します。