この連載「奈良の地酒とテロワールをめぐる物語」は、帝塚山大学教授・河口充勇先生の執筆により、文字どおり奈良の地酒を「テロワール」(奈良の米と酒と人)の視点から紹介してただきます。
今回は、「稲乃花」「黒松稲天」醸造元・稲田酒造合名会社の杜氏、黒瀬弘康さん(1959年生)の物語である。酒造業界には昔も今も「杜氏」(現場の製造責任者)と呼ばれる人は多くいるが、杜氏としての黒瀬さんの遍歴は唯一無二と形容してもよいだろう(本文より)。
2月下旬に行った取材時のようすや、さとびと黒瀬さんの出会いのことなどは、こちらに載せました。さとび読者でない方も、今回の取材のポイントを感じていただけるかも、と思います。よろしければお読みください。
また今回は、プロカメラマンの経験のある方からの写真提供を賜り、美しい写真を掲載できました。

天理市の有機農業産地づくり推進事業とのタイアップ商品「福須美」
教えを請いに来る若い世代の造り手に対してはオープンマインドであり、協力を惜しまない。今年2月には、フランスでワイン造りに触れてきた香港人女性、リリィさんが来日し、2週間にわたって黒瀬さんから直接手ほどきを受けた。彼女はこれからフランスで「クラフト日本酒」事業を立ち上げようとしている。(本文より)
makoto horiuchi様、ありがとうございました。
奈良酒ファンの方であれば、黒瀬さんのお名前をご存知の方は多いと思いますが、河口先生が「唯一無二の遍歴」と書かれたところの「黒瀬さんご自身のストーリー」はこれまであまり伝わっていませんでした。奈良では蔵元が杜氏を兼ねるケースも多くあります。それらとはまた一味違う黒瀬杜氏の語るテロワールについて、ぜひどっぷりと浸ってみてください。
取材にご協力いただきました稲田酒造さまに、あらためてお礼申し上げます。
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