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5/21 初めての方むけの雑草キッチン開催しました

快晴の初夏の日曜日。

昨年からさとびこワークショップとして取り組んでいる「季節の雑草キッチンセミナー」、いつも満席になりますため新たに初めての方でも参加していただける会を催しました。

vol.51特集「炭はサーキュレーション」内でご紹介したチャコールファームさまもご参加いただきました。また、vol.49連載「風は奈良から」でご紹介した藤川さんの奥様、実の香(みのりのかおり)さまも。取材をきっかけにして、こうしたご縁が深まっていくことを大変嬉しく思いました。

場所 養生庵(宇陀市)
開催日 2023年5月21日

雑草とよばれる草花の中には食べられるだけでなく、昔の人たちが薬草として暮らしに活かしていたものがたくさんあります。病院も医薬品もない時代に、人々は自然の力を活かす方法を知っていたのです。実際に効能を感じたからこそ、今の時代にまで継承されてきたと言えます。

雑草キッチンで使う素材たち


そんな知識と、効能を消さずに美味しく食べる料理の仕方をこれからの人たちに伝え、自然がすでに与えてくれているありがたさを楽しむセミナーです。旬の野菜も登場しました。

雑草キッチンに使われた季節の野菜
熱心にメモをとる方

調理にも参加しながら、メモメモ。
最後はみんなでお食事会。ほとんどが初対面の参加された方たちも、うちとけて話がはずんでいきました。

わたくし的には奈良で有数の林業会社であるN社の社員さんと出会えてびっくり。その方の先輩社員さんが、さとびの読者さんなのです。森林業の大切さや情報発信などについて盛り上がってしまいました。

料理講習のあとはみんなでお食事会

この日のメニューは

5/21雑草キッチンのメニュー

野草入りそら豆ボール

ハルジオンとそら豆のさやの味噌炒め

スギナと新じゃがいものオリーブがらめ

5月の野草サラダ(柑橘のオリジナルドレッシング)

葉ミツバごはん

野草入り味噌汁

「楽しかった!」
「取り入れていきたい」
「今まで参加したことのあるセミナーとは全然違っていた」

など、嬉しいお声をたくさんいただきました。

ブログ読者さんのために、メニューの中から「野草入りそら豆ボール」をご紹介しますと・・・。
養生庵のある宇陀市では、そら豆が旬。さやの中にはふかふかしたクッションのようになっていて、豆が3つくらい実っています。みなさんは、このさやを捨ててしまいませんか?なんと、雑草キッチンではあますところなく料理になります。

まずは茹で方。

そらまめ茹でかた

水はこれくらい。そら豆が半分つかる程度でOK。必ず蓋をして蒸し茹でにするのが雑草キッチン流。さやを押してみて、やや窪む程度になったら火を消して蒸らします。この加減を理解できるのは、ライブで受講するからこそですね。

蓋をして無視ゆで


ゆであがったさやは、内側がプルンプルンでした。豆は摺り潰して野草(ハルジオンの葉をさっとゆでて刻んだもの)をまぜて丸めました。

茹でたそら豆をすり潰し
そら豆ボール。演出用に、さやを残してあります。

そら豆の皮も刻んで料理に使います。


さやは斜めに刻んで、味噌炒め。食べられるものを捨てていたなんて、もったいないことをしていました。

こんなふうに、「え?知らなかった!」と思うことが毎回飛び出します。ちょっとしたことを知っているか否かで、栄養を捨てしまうことも多々あります。また、雑草は季節によって旬があり、若いときと成長したときでも食べ方のコツが変わります。それらを、クレメンツさんがやさしく教えてくださるんですよねー。



「奈良は海がなく海産物は取れませんでした。でも、野草の中にミネラルがたくさん含まれています。今の野菜には、本来のミネラルが少なくなってきていますので、野草を取りいれることで栄養のバランスを取ることができるんですよ」

ここで、ちょっぴりCMですが、クレメンツさんの著による薬草にもなる雑草のレシピや、野草の紹介をまとめた本を、このたびさとびこ編集室が作りました。わたくし阿南セイコも編著で参加しています。news&infoでもご紹介していますので、ご興味のある方はぜひぜひ。
近日発売のこの本を求めてくださる方も多くありました。ありがとうございます。セミナーで習ったのに、ついつい忘れてしまい、思い出せないことも、この本があれば強い味方となりますよ。

次回の雑草キッチンは7月、8月に予定しています。7月はほぼ満席が見込まれていますが、8月はまだ若干お席がございますので、参加ご希望の方はHPのお問合せフォームでご連絡くださいませ。ご予約の可否と詳細情報をお知らせいたします。

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