8月も、もう下旬にさしかかりましたね。朝は、まだうっすらとセミの声が聞こえますが、夜の秋の虫の声のほうが元気さを増してきています。自然の音を聞きながら暮らせるのは、ザ・トカイナカ奈良盆地の魅力だなあ。自然の音って、きっと、人間にとっていい周波数なんだと思うんですよね。
前回のブログで、インテリアの本を購入したことを書きました。今回は、その中で、実際に取り入れてみて「よかったー!」と思うところをシェアさせてくださいませ。
教科書にした本:『インテリアの基本がわかる小さなスペースで楽しむ模様替え・セオリー&アイデア』
(文中の写真も同書を撮影しました)
その1、インテリアが整ってみえるのは、ものを置くときに三角形を意識するから!
そうそう、昔々、インテリアコーディネーターの方の教室に参加したときに聞いたことがありました。でも、そのときはピンときていなかったのですが、今回でわかりました。
ショップのディスプレイなどを見ているときに、さりげないんだけれどもしっくりきて見えることってありますよね。あれはなぜなのか? それはきっと三角形の原則がいかされているからです。
写真の中に赤い線で三角形が描いてあるのが見えますか。
これ、指摘されたら「三角形だ」とわかりますが、普通に見ていたらさりげなくて気づかないと思われます。でも、基本ってあるんですね。ものの配置の基本は三角形なんですね。
そこで、うちの棚にものを並べるときも、三角形を意識してみると不思議に落ち着きました。生活していると、どうしても目に入ってくるものや、飾りたいものたちを、邪魔に感じないように並べるコツを知っておくだけで、ずいぶん違うなあと感じています。
その2、本を並べるときは、前面一直線に合わせるほうが断然きれい。
ついつい溜まっていくんだけど、なるべく捨てたくない本たち。資料として保管しておきたいファイルたち。これらとともに暮らすのはあなんの宿命なのです。なるべく感じよく収納したい。
これも、セオリーを守るだけで場の空気が一変しました。
本は単行本、新書、文庫、雑誌類と、いろんなサイズがあります。これをグループ分けして並べるくらいはしていましたが、奥へくっつけて揃えていました。なぜって、余ったスペースに「何か飾ろう」としてしまうわたしがいました。でも、この本では、手前に揃えて並べてあります。やってみましたら、あらまー!スッキリ感が格段にレベルアップ。「何か飾ろう」としなくなったこともスッキリの原因です。なんとなく飾るって、ダメですね。視覚的に乱れるだけですね。視覚って、ほんとにバカになりません。たったこれだけのことなのに。
あ、たったこれだけじゃなかった。高さを順番にするのも必須です。
隠す収納にするときは、本のテーマごとに分けたいところですが(縄文関係はひとまとめ、とか)、見える収納にするときは見え方優先でいきます。著者の方の自宅の本だな、凛としてますよね。
ちなみに、あなんはファイルはアスクルさんのクリアファイルって決めています。無印や、ダイソーをまぜない。たとえ似ていても、揃わないモヤモヤが残るからです。
旅行先で手にした資料・記事で使うかもしれない資料・取材先で集めたパンフレット・調べ物をしたときのメモなどをひたすらポンポン、ひとつのファイルにひとつのテーマを順守して、クリアファイルに入れて並べておきます。もう使わないと確定したら、内容物を捨てて、また次の目的に使いますので、無限に増えることはありません。クリアファイルは書類を保護でき、ページが開きやすくて探しやすいというメリットを考え、出し入れのめんどうさは問わないことにしています。(そんなに頻繁に出し入れはしないものですし、二穴ファイルよりは、ずっと楽です)柔らかくて自立しないので、ファイルボックスとセットで使うのが良いです。
現在進行中のファイルは机の近くに。しばらく使わないものや、保存版のファイルは、遠くの棚に。
クリアファイルはいつも助かっています。高級品かどうかより、揃えるって大事。
三角形は写真でも大事
さて、インテリアに限らず、写真の構図でも三角形って大事なんだということを、先日の都甲さんの写真教室を受講された参加者さんから教えてもらいました。
写真の構図というと、日の丸、S字、斜め、左右対称などありますけど、三角形というのもポイントらしいです。人物の背景に何もないということはまれで、何かがあったりします。室内だったら、時計とか絵とか。。。それを三角形になるように画面の中に配置するよう、カメラを構えるって感じです。なるほど。
静物の撮影などでは脇役の小物をどんなふうに配置するかが大事になります。そんなときも三角形を意識したらいいんですよね。
三角形。安定しているのに動きがある。おもしろい形だなと思います。
余談:インテリアのこと
あなんは、インテリア関係の本が好きす。幼い頃に、引き出しの中を片付けたことがきっかけかなあ。それとも、りかちゃんハウスのような人形ごっこがきっかけかなあ。在宅っ子だったせいもあるかなあ。
写真を見るだけでも好き。ですけど、本当はセオリーを知りたいのです。
「こうしています」という素敵な写真をただ見るだけではつまらなくなってしまいます。その点、建築家さんが書かれたような、なぜこの家をこんな設計にしたのか?という本はおもしろいのですが、こんどは写真がないか、あったとしても(建物が主役なので)生活感のない、完成直後の写真ばかり。
家は住みこなし方が面白いんですよね。そして、物を買って解決する話よりも、家具なら家具をどに置くのが暮らしやすく美しいのか、みたいなセオリーに関することや、自分の暮らしに応用できるような話が好きです。
さとびがインテリア関係の記事をつくるなら、すでにある家や物や道具を、どのように使っている(収納・管理している)のか、美しいのはなぜか、みたいなことをやってみたいです。そんな日が、来るのかな???
インテリアではないけれども、家をテーマにしたさとび
さとびごころ vol.41 (2020.spring)特集=自然にも人にもやさしい家
家はもう建てたという人も、予定のない人も、紙面の上で妄想するのは自由です。 自然とのつながりの中で豊かに暮らせるとしたら? 想像して楽しんでみませんか。
都甲さんのワンデイ写真教室を受講してみたい方がありましたら、ご連絡ください。午前から午後にかけての、とっても充実した座学と実習のひとときを経験していただけます。
一眼レフカメラをお持ちの方が対象となりますことをご了承ください。
希望される方が4名くらいになりましたら、みなさんのご都合を相談しながら企画させていただきます。読者メンバーの方はメンバー価格にさせていただきます。