お正月休みもあけ、仕事にも復帰された頃と思います。さとびも印刷の仕上がりを段階になりました。
インフルエンザーが流行っているようですね!手洗い、うがいが基本ですよね。みなさま、お気をつけくださいませ。
今日は、いつかさとびでも取り上げてみたいと思っているコンポストの話題です。みなさん、野菜くずを生ごみにしていませんか?そして、生ごみ堆肥という言葉をどこかで聞いたことがありながらも「そんなん、めんどくさい」「無理無理」と心を閉ざしていませんか???(笑)
生ごみコンポストが絶対的にいいかどうか、これは意見が分かれるところもあるみたい。自然農をされている方の話を聞いていると、生ごみといえども外から持ち込むものであって、NGとされる人もいます。また、間違って腐敗した堆肥を入れたら逆効果!そもそも、狭いマンション暮らしをしているのに、生ごみコンポストなど作っていられない、ということもあるでしょう。ですよねー。
いや、それでもさとびは、生ごみコンポストをお勧めしたいのです。いくつか理由がありまして。
実体験から言って最大の魅力、その1番は、なんといってもごみが減ること。臭い生ごみを捨てるストレスからさよならできたこと。本当にハッピーです。
生ごみをきちんと水分を絞って袋に入れて、密封して捨てるとか、ごみ出しの当日まで冷蔵庫で保管して、直前にさっと出すとか。水分で重くなったごみ袋の口をしばるとき、顔をそむけちゃうとか(夏場)。重たいごみ袋を収集場書まで運ぶのは、気が重いとか。
それらすべて、なくなりました。野菜は、まな板の上からお鍋直行コースかコンポストコースに進路がわかれます。コンポストコースは、ジップロックタイプの袋に入れて冷蔵庫。いっぱいになったら畑のコンポストへ入れています。(畑のコンポストはかなりざっくりした作り方なもので、うちのやり方を紹介していいかどうか疑問ですが)これで、家の中はすっきりなのです。
実は、コンポスト挫折経験のあるわたしとしては、せっかくのコンポストを生かす場所が欲しいというのが畑活をする理由のひとつでした。それまでベランダでダンボールコンポストに挑戦していましたが、どんどんたまっていくことに気づき、「これどうすんの」という思いが募っていきました。ですから、逆に言うと、ちいさなコンポストづくりが、あなたの畑活モチベーションを育てるもしれませんよ。(いや、畑活は興味ないんだよ、という方すいません)
ここでは、「畑活はしていません」という人向けに、「生ごみ捨てるのやめようかなあ」と思っていただけたらという、うっすらとした願いと、「やりたい気持ちはあるけど自信がない・やってみたけど失敗して嫌になった」という人を励ます気持ちを持って、書いていこうと思います。
1、まずは実験として、堆肥を作ろうとせず、野菜がほんとうに分解されるんだということを体感するのをおすすめします。
野菜くずは、さっきまで植物でした。ごみではありませんでした。植物は、土の微生物によって分解され、あとかたもなく、土になります。野菜くずと、土と、微生物と、通気と水分、それを入れておく容器があれば、あとは細かい方法やコツはたくさんありますけれども、要するに作れるのです。
園芸の好きな人は、使っていない植木鉢などがおすすめ。植木鉢の空きスペースにちょっとだけ野菜くずを埋めてみるとか。土の中に、レタスの端切れやみかんの皮などやわらかそうなものを少量、細かく切って埋めてみてください。ちょっと水やりして、土をしっかり被せます。(ほんとうは毎日混ぜたほうがいいと言われますが、このさい放置でもいいです)3週間くらいしたら、あけてみましょう。野菜が分解されているのがわかるでしょう。少なくとも原型からは変化しているはず!野菜は分解できるんだと納得できると、コンポストもできそうな気がしてきます。そしたら、どの方法を選びますか。
2、自分にあったコンポスト容器をみつけましょう。多少の試行錯誤は、前提として…やってみるとわかります。人の数だけといえるほどに、いろんなことをしている人たちがいます。
・植木鉢に埋めて、いっぱいになったらその上にまた植木鉢を置いて繰り返す。古いほうから堆肥になっていく。
・ダンボールコンポストを作る(個人的には続きませんでしたけど)
・無印良品のケース(ふたつき)を使う。横にある取手の穴が通気口。
・キエーロを設置する
・衣装ケースを使う
・既製品のコンポスター(台所やベランダで使うタイプ)を購入する
土は、「ピートモスと籾殻くん炭」を使う人もあれば、園芸用の土を購入する人、庭があれば庭の土、園芸をしている人は使い古した土などがあります。分解お助けグッズとして「米ぬか」は確保しておいたほうがいいかも(分解が遅くなりますが、なしでも可能)。
3、コバエが飛ぶのはしかたがないと思いましょう。だからこそ、蓋が必要です。
全く虫が湧かないというのも不自然な話です。コバエの卵は、減らすことはできてもゼロにはならないもの。多少は「そんなものだ」というふうに、考えを変えるほうがコンポスト向きだと思います。この「適度なあきらめ」大事。これがやってみての実感。でも、ほとんど気にならない程度で、たまにみつけるとやっつけています。
空気の中に卵が浮いているらしいので、蓋をしておくほうが安全です。密閉しない程度に。
4、腐敗は失敗の原因になり、腐敗させないようにするには、コツがあります。
そのコツを含めて、コンポストの作り方のわかりやすい動画がありますので、紹介しますね。人気ガーデニングYouTuberのカーメンくん。最後はコンポスト容器のCMになっていますけど(笑)、実際良さそうな商品でしたよ。
【目からウロコ】家の生ゴミで極上の堆肥を楽して作る方法教えます
冬こそコンポストを始めるチャンス。カーメンくんも、そう言います。分解は遅いですが、虫の発生や腐敗の心配もなし。ゆっくり始めて、暖かくなる頃には分解も進み、そのまま半年は置いておきましょう。野菜の形は消えていますが、堆肥化はここからが本番らしいのです。その間に次のコンポストをやってみてください。まずは、ちいさな成功体験を。もっと学びたくなったら、また次のステップを。有料の講座なども、ありますし。
秋の植え付けシーズンがきたら、最初に作ったコンポストを土の中にまぜたり、熟成が心配でしたら苗の足元に置いてみたりしてください。
生ごみの課題は、水分です。湿ったごみを焼却場でエネルギーを使って燃やすのって、なんだか残念ですよね。コンポストに慣れてくると、土と食べものが循環してくれる感じが楽しくて嬉しい。もっと、うまく発酵させられるようになりたいなーっていう意欲も湧いてくるんですよねー。
追伸
お正月は毎年、箱根駅伝を見ています。この時のサッポロビールのCMも、毎年気合いが入っていて、好きなんです。「丸くなるな、星になれ」をもじってタイトルにしたことを、もうお気づきでした?(笑