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養生を楽しむ。暮らし方がおのずと健康づくりになるように意識してみる。

夏の暑さで体が弱る時期ですが、お元気ですか。

最近、さともだちさんから相次いで体調を崩したという連絡をいただくことがあります。崩している最中は、しんどく辛いものですが、わたしも熱を出したときなどは、「一休みして自分を振り返る時間を頂いたんだな」と思うのです。それをきっかけに、あたらしい習慣が身についたり暮らし方が変化したりしています。

健康が一番なのはわかっていても、崩してみないとそのありがたさに気づけないところがありますよね。そこから立ち直ると、「ごく普通に元気」という状態のありがたみが以前よりはっきりと意識できるようになります。たまには、体調を崩すのも大切なんだろうと思います。大きな病気にならずに年を重ねていくには、小さな病気を重ねる度に、自分なりの養生(生活に気を使い健康増進に努めること)の方法を身につけていくことが大切なのでしょう。その意味では、ときどき風邪をひくのは免疫力アップのためにいいことなんですって。

素直にそう思えるのは、わたしが若くないからでしょう。若いころは、無理や無茶をしても平気だったし、どこかでそれを楽しんでいました。今は、過ぎたるは及ばざるが如し。

江戸時代は50歳が隠居の時だったそうです。ちょっと早い気もしますが、当時は寿命も違いますものね。病気になる前に、元気なうちから、健康を保つような暮らし方をする。これは現代も同じではないでしょうか。

『養生訓』を貝原益軒が書いたのは、83歳のときだったのですって。そういえば、伊能忠方は56歳から全国を測量して旅したのですよね。若く体力のあるときは、働いて稼いで、一定の年齢になると若い人にゆずって自分はライフワークに集中するなんて、いいなあと思います。

働くこととライフワークが一致している人は一生働くことを喜びとできるでしょうし、それもいいと思いますけどね。

わたしの場合は、年を重ねるほどにのんびりと変化していきたいほうなんですけど、みなさんはどうでしょう。
最近ますます、生活そのものを養生の一部と捉えるようになりました。なんでも合理化して、手間を省き、1分でも多く仕事をするというのではなくて、時間をかけることでおのずと手や体を動かすことになり、生活の営みが養生につながっていくようなスタンスに魅力を感じます。(もちろん、適宜家電のお世話にはなっていますけど、依存しすぎないという意味で)

今それがいちばん現れているのは、食事かな。外食や加工品を食べることが減り、シンプルでいいから家で料理をして食べること。さとびづくりの中で得てきた情報がとても役立っています(いやほんと、みなさまにもお分けしなくてはと思うところです)。畑活の収穫物や、直売所の地元野菜たち、天然原料の調味料を使って。さともだちの作家さんにオーダーした食卓で、手作りの食器で。

テーブル、皿、スプーン、椅子の座面 by double mound woodwork



一方で、仕事は締切が設定されているものですので、キリッと集中。わたしの仕事は、パソコンに向かっている時間帯が長く、同じ姿勢を無意識に長時間続けるため、気がつくと肩や首まわりがパンパンになってしまうことがあるのです。ポイントは、肩甲骨のようです。「もう若くないよ。放っておくと、痛くなるよ」と、もう一人のわたしが言います(笑)。肩甲骨をくっつけたり離したりする動作をすることで、血行が促され、溜まっていた疲労物質が血液によって押し流されればコリが和らぐ。
薬剤を塗ったり何か貼ったりするより、動かすほうが自然ですし、無料。(たまに、激痛レベルまでいってしまったら我が家のホームドクター整骨院に駆け込むのですけど)

そんな1日を過ごせると充実感を覚えます。

どうして病気になるんだろう。どうしてこれを食べると体にいいんだろう。どうしてこの動作がここに効くんだろう。「食べてはいけない」って、それはなぜ?そんなことを調べてみるのも楽しいものです。断片的な情報から始まって、やがて原理原則的なことが見えてくると、細かい方法の違いにこだわるよりも、原理原則に叶っていればOKというふうになってくるのも面白い。

いつか、すっかりおばあちゃんになって、仕事らしい仕事もしなくなったとき、わたしは家事をこよなく楽しみながら、人を招いてもてなすことを楽しみとするような暮らし方をするのが夢。国の医療費圧迫に無関係なおばあちゃん。そしてお迎えがきたら、逆らわずに旅だちますね。

「自然を大切に」と日々活動して忙しい人がコンビニ弁当を食べていたら、どうなんでしょう。みなさん、これからは食べものや食べ方をますます大切にしましょうね。

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余談

オリンピック、見てますか。わたしは体操ファンです。内村航平さんの後継者、橋本大輝選手が直前の怪我で実力を発揮できない中、天才少年岡慎太郎選手がやってくれました。ああ、よかった。感動いただきました!

付録

chatGPTに聞いてみた65歳からのしあわせな生き方
1、健康の維持
2、趣味や興味の追求
3、社会とのつながり
4、学びと成長
5、心のケア
6、ポジティブなマインドセット
7、目標設定(あなん:努力ってしあわせな生き方の要素なのね)
8、感謝の気持ち


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