雑草キッチン、恒例になってきました。
今年から毎月第3日曜日に定例開催しています。(6月はお休みです)
さともだちのクレメンツさんとのコラボ企画、18回目になりました。食べらる雑草、薬になる雑草を使って薬食同源料理を教わり、みんなで楽しく食べる会さとび的な話題で交流できる場でもあります。
春から初夏へ、季節が変わり始めました。
開催地は自然豊かな静かな場所。大阪や奈良市内からも足を運んでくださいました。嬉しいです。そんな方たちから見ると、宇陀はとても自然の豊かな場所に感じるそうです。非日常感のある場所なのかもしれませんね。雑草キッチンを、いつもとすこし違う環境に身を置くいい機会にしていただけるのも嬉しいことです。
ここで感じる自然の豊かさを、今暮らしている場所や日々の生活の中に創りだしていただけたら、と思います。そのヒントをどうぞお待ち帰りください。ご参加の皆さま、ありがとうございました。
今回のメニュー
さつまいものわらびソース
(さつまいもはステーキに。春の山菜、わらびの灰汁抜きをしてブレンダーでペーストしたソースを添えて)
イタドリと赤詰め草の米粉揚げ
(イタドリの根は漢方薬になります。痛みをとるからイタドリ。雑草キッチンで食べるのは葉っぱです)
ミツバとラディッシュの白和え
(宇陀のミツバはサイズが大きくてみなさんびっくり)
小玉ねぎの野草スープ
(玉ねぎの皮にある有効な成分もいただく工夫あり)
雑草サラダ
(豆腐と梅干しで作るドレッシングが大好評)
雑草小むすび
(ちいさめのおむすびに、雑草を飾って)
味覚と嗅覚ーワークショップ中の話題からー
味覚の7割は嗅覚なのだそうです。香りがどんなに重要か、わかりますね。たしかに、香りがなかったら食べ物の判別さえ難しくなりますものね。
最近は、人口的な香料が柔軟剤やルームスプレーなど、あちこちで使われてるようになりました。香害という言葉があるように、この化学物質で体調が悪くなる人も出ています。人口のきつい香りに慣れてしまうと、自然の香りを感じにくくなるそうです。同じように、人工的な調味料の味に慣れてしまうと、舌がそれを求めるようになるとのこと。なんだか、ちょっと、怖いような、残念なような。。。
有効成分が主に香りに含まれている雑草や薬草があります。カキドオシやミツバなどがそれ。
香りは加熱すると消えてしまうので、「生のまま」「食べる直前に切る」ことを、クレメンツさんは毎回おっしゃっています。
自然が与えてくれていても、それをうまく受け取らなかったら無いのと同じですものね。香りは有効成分。「香りをいただく」ということを意識して、もっと楽しみたいものです。
日頃から自然なものを食べることで、繊細な味や香りを十分に楽しむことができるようになります。刺激的な旨み、甘みから少し離れて、自然な美味しさを求めていきたいですね。
雑草キッチンの時間を楽しそうに過ごしてくださっているのを見せていただくのが、本当に楽しみなのです。
わたしのご馳走は、これかもです(笑
また開催しますので、ご興味のある方はどうぞ。→6月の雑草キッチンはお休みになりました。
2022年 7月21日(日)
11:00 OPEN 11:30 START 終了予定15:00頃
受講料:4000円(読者メンバーの方3,800円) 当日お支払いください。
定員:10名程度 受付:先着順
講師:クレメンツかおりさん 精霊の森主宰
場所 精霊の森(さとびごころお取り扱い店です)633-0218 宇陀市桧牧543番地