昔からのさとび読者の方は、あなんが繰り返し西尾和隆さん(西尾くん)に寄稿していただいていることをご存知のことと思います。なぜ、そんなに贔屓するのかといいますと、1、西尾くんが さとびの重要テーマである環境再生に取り組んでいること、2、さとび以前からの知り合いで、人柄をよく知っていて、さとびに理解があること、ということになりますでしょうか。
1については、映画「杜人」が口コミで広まり、大地の再生を知る人、支持する人がここ数年で確実に増えたと感じていますし、実践されている人たちも増えていて喜ばしいー。そんな中、奈良で、さとびが直接つながりのあり、本気で取り組んでいる人となると、西尾くんとなります。
そんな彼も、とうとう独立して、プロの環境再生士になっちゃいました(杜を育む伝統土木設計事務所)。環境再生が社会から求められるようになってきた証とも言えます(と同時に、西尾くんが営業努力をしているということでもあります)。ということはさらに裾野が広がる可能性が出てきいると思ったあなんは、西尾くんに立ち話で誘ってみました。あれは、奈良フードシェッドのとき。。。
「ハードルの低い、入門編のような座学をやらへん?」
西尾くん、いつものように「いいっすよ」とニコニコ。
そうこうしているうちに読者メンバーのオークファームさんのお宅に寄せていただいたとき、素敵なおうちでしたので、「ここで何かやりたくなります」と口走ってみたら「いいですよー。使ってくださーい」という神の声のようなものが聞こえてきました。
そして、あっという間に企画がまとまり、8月23日、さとびこワークショップとしては初となる、Oak Farmさん(生駒市)とのコラボで、環境再生入門講座の開催ができました。おそるおそる募集をしてみると、わりとすんなりと定員に達し、軽く驚きました。環境再生を求めている人は増えている。さとびは、このような思いに対応していきたい!と改めて思うのでありました。
以下はOakFarm 木元典子さんのレポです。シェアさせていただきます。
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西尾和隆さんを講師に迎え、「環境再生 入門講座」を開催しました。
環境再生の原理原則からはじまった西尾さんのお話。
海外では、都市の暑さ対策として、冷房設備だけに頼るのではなく、木を植え、緑を増やすことに行政が積極的に投資しているとか、
松は根を張るので、民家の周りに植えることで土地の安定につながるとか。
雨落ちのつくり方や、水の流れについても。
水は捨てるものではなく、浸透させるもの!
身近な庭や畑、暮らしにつながるお話がたくさんありました。
そして、
「大地が呼吸していると、私たち自身も呼吸しやすくなるよね」
うんうん、そう思います!
環境再生の原理原則は、聞いていると、「なるほど!」と、
納得するのですが…
いざ自分の庭や畑に立ってみると、
「で、ここはどうしたらいいんだろう…?」と、一人では悩ましいもの。
参加者の皆さん、それぞれが抱えている土地や庭の悩みも共有し、
そこから別の質問につながったり、
「うちではこんなことをやっています」
という実践例が出てきたり。
みんなの経験や疑問が行き交う、とても充実した2時間になりました。
真夏の今回は、室内で座学に徹しましたが……
次は実践編もやりたいな、と妄想が膨らみます🌱
「こんな作業、みんなでやってみたい!」というアイデアがあれば、
ぜひ、教えてくださいね。
ご参加いただいた皆さま、西尾さん、ありがとうございました🌿
さともだちからは、カズコさん、さとびライターのカミイチカオリさん、サポーターでもあるふくふくファーム・福島明子さんご夫妻が参加されました。庭や家の敷地内、農地での応用に興味がある人が多かったですね。個人や仲間たちでなんとかなるところは、どんどん実践していきましょう。
そして、個人では難しい公共空間は、プロの出番。西尾くんの言葉が印象的です。
環境再生を個人で発注するとなると、けっこうな金額になるんです。でも僕らは、公共の場所を再生することによって、お金があるなしに関わらずみんなに恩恵があるようにしたい。そのとき、公共の案件を受託できるかどうかは、市民の多くの人がそれを望んでいるかどうかが大切になってきます。(多少の言い方の違いはあるかも)
ああ、やっぱりわたしたちが環境再生について知っていくこと、やってみることは大変意味があることなんだと思いました。
さとびでは、たまたま西尾くんにご縁がありますが、西尾くんだけが一人で受注するのは物理的に無理であると思います。これからは、環境再生力のある伝統土木技術者が増えていってほしい。そのためにも、人々が再生を望み、再生するような発注が増えてほしい。事例が増えれば、施工技術者は経験を積むことができます。西尾くんの工事にスタッフとして参加されているみなさんの中からも独立する人が生まれるかもしれません。そうして、少しずつ世の中の自然が再生されていったらなあ。
まずは、個人的に、スコップとかシャベルとか、手と体で扱える道具でも可能ところから、大地の呼吸、水の循環を感じられる環境づくりをこつこつ試し続けていきましょう。
環境の再生は、人間でいうとホリスティック医療や自然療法にあたると思います。対症療法的に、薬や手術だけで治そうとするだけが治療ではなく、体全体、呼吸、血流を考えて免疫力をあげることが大前提として大切ですよね。そして体の場合、何よりも精神的な健康が体の健康を左右しますよね。ということは、環境の再生もきっと同じはず。部分的でなく全体的な意識を持ち、土にも水にも緑にも、話しかけたり、感謝するようにすると、きっと何かが違ってくるのではないでしょうか。
自然にできることは自然にまかせる。人間は自然が嫌がることをやめて、必要な手助けをする。そのかわり、自然からお金のかからない様々な豊かさをもらえます。
環境再生から、実感できるといいですね。
次の投稿では、もうひとつのSATOBICO WORKSHOP 小さな紙メディア講座3期のレポをお送りします。そのあと、あなんが有志に声をかけてやっているランチ会のことなどもお話しできたらと思っております。
このサイトの投稿は、けっこうしっかり書きますため、ちょっとまとまった時間がいりますものですから、少し遅くなったらごめんなさいー。