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地球は大きな鉄の塊で磁場がある。45億年前に地球ができて以来の原理をわきまえてみたら、電子のことが気になり始めた。

さとびごころのライターさんの中に、地球科学者がいらっしゃいます。もうほとんど編集部員のように、いつも会議をしているお仲間で、戸上昭司さん。身の丈しごとびとの連載も担当していただいます。

その戸上さんにお願いして作った特集があります。2021年春に発行したvol.45「地球の歴史と奈良の地質」です。



そもそも縄文時代に注目して、日本人はどこから来たかということを考えると、日本列島が縄文以前までは列島ではなかった、大陸とつながっていたということに気づきます。大陸が動く?そう、今の世界地図はまたまた今はこの形ですが、地球の歴史レベルで見ると何度も形を変えてるんですね。縄文人のお宝に、翡翠がありますけど、産地として糸魚川が有名ですよね。フォッサマグナミュージアムに行ってみると、これが大陸の移動によって今ここから産出されるという展示がありました。これも盲点で、「そうか、そういうことなのか」と驚いてしまい、いったい地球の歴史ってどうなってるの?ということろから執筆をお願いしたわけなのです。

そしたら、まあ、意気揚々と(もしかしたらヒーヒー言うて)書いてくれましたこと。大胆にも地球誕生から人類誕生までを7つの事件に区切って、面白く解説してくれたんです。



特集の始まりのフレーズ「今回はかなり無茶な原稿依頼を受けた気がします」ですって!無茶ぶりしたのは?
はい、わたしでした。すいませんー。

この特集を作りながら、寡聞にして知らずなことがたくさんあったのです。そのひとつが、第1事件で早速登場しました。原始太陽の惑星のひとつである地球が次第に大きくなると、「(略)地球表面は高温になりマグマの海となりました。そして底には溶けた鉄が沈み、その熱い鉄が中心部にあった岩石を溶かし、さらに鉄は中心部へと沈み込んでいきました。こうして核とマントルの層構造が形成されていきました

そうなんですよ、地球って鉄の塊。
「(40億年前くらいに次第に大地が形成されていた一方で)地球深部で溶けた鉄が対流していました。その対流により電流が流れ、それにより磁場が生まれました

羅針盤が南北を示すのはなぜか。磁場があるから。なぜ磁場があるのか。このとき生まれたんですね。かの有名なシアノバクテリアが生まれたのはこのあとの第3事件中(27億年前)。それより以前に、磁場が生まれているんですね。この磁場があることによって、つまりプラスとマイナスがあるっていうことがいかに深い話かということを、最近ひしひしと感じているのです。

鉄が対流するとなぜ電流が流れるんですか。電流が流れるとなぜ磁場が生まれるんですか。

もう文系バカのわたしは、このあたりで脳内にはてなマークが点滅します(特集では、すらーっと書きおろしてあるのです。こんなことを説明していたらスペースがなくなってしまったことでしょう)。電流というのは、電気の流れ。電気って何?

電気とは電子の流れ

では電子って?

原子の原子核の周りを飛んでるそうですね。

これは軽くて、ものとぶつかると出たり入ったりするとのこと。原子は中立だけど、電子が飛び出すとマイナスがひとつ減るので、原子は陽イオン化する。逆に電子が加わってしまうと陰イオン化する。陰陽は引き合う。だから静電気は、人体の電子が化学繊維と擦れて体から離れるのでどんどんプラスに帯電し、よく電気を通す金属(車のドアノブとか)に触れたとたん、いっきに金属から人体へ陰イオンが流れてくるので(これが電流・静電気)バチバチ!となると。

地球でいうたら、鉄が対流することでぶつかって電子が出てきたんでしょうか。それで電流が生まれたんでしょうか。(要確認)

プラスとマイナスが生まれるから、それが磁場になっていくのでしょうか(あてずっぽ)。

このへんは、まだぼんやりしてますが、要するに地球にも人体にも電気が流れているということです。そういえば、指で文字盤をさわって入力できるし、心電図なども人間の電気を使っている。もっというと、空中にもいっっぱいプラスイオン、マイナスイオンという姿でが飛んでいるらしいです。呼吸で摂取してるそうです。

電子。不思議なもの。電子が動くから、すべての現象が生まれているようなのです。

ここでわたしは、地球の歴史からいったん離れて、楢崎皐月さんという戦前から戦後にかけて存命であった物理学者さんの説のことが気になって。

数年前、『静電三法』という著書を買い求めてみたものの、物理的な説明になるとなかなか読めず、積読期間が続きました。もう何年も本棚にあり、何度も開いては「今日はここまで」を繰り返してきました。しかし諦めずにぼちぼちと、植物の成長や人の健康にも関係があるという実用的なことが書いてあるところから少しでもわかりたいという気持ちで、理解できる範囲で読んでいます。

楢崎さんは、この問題を膨大な実測数をもとに統計的に調査され、電子量の多い場所が植物の成長がいいということをおっしゃっています。病気もなおりやすいと。

電子は、環境に影響し、そこから人の健康、植物の健康に影響をもたらすらしいのです。

わたしはこれまで、食べものこそが薬であって養生の基本だと思ってきましたが、食べもの栄養が吸収されるのも人体の電気が働いているからなわけですよね。環境が劣化してきている現代では、人体の電気バランスも不調になってきているのかもしれません。

電子や電気のことをもっと理解できれば、食のこと、健康のこと、環境のことにおいて、地球の歴史始まって以来の大原則にもとづく「コツ」のようなものが見出せるのではと思います。


そして、このことは「炭」の効果とも関係してきます。電気的に環境のいいところへと改善するのに、炭が使われるからです。それも、高温で焼成された炭がよいと。

さとびごころvol.51(完売)の特集「炭はサーキュレーション」を作っていたときは、ここまでの話は載せることができませんでした。まだまだ自分の中であやふやすぎたのです。

(また、楢崎さんのもうひとつの側面でもあり晩年はその研究に力を注がれた「カタカムナ」への興味・関心へも広がっていくわけですけど、この話はちょっとそれますからカッコ書きで)

電子や炭のことに関心のある方、ぜひいろいろ教えてください。わたしは文系バカですので、理系の方(バカにもわかるように話してくださる方)のお話はおもしろくて大好きです。

ではでは、本日はこのへんで失礼します。お読みくださり、ありがとうございました。また何か書けそうになったら、この話題に戻ってきます。

電子の動きというのが気になって、植物発電にも興味が湧いたときの記事。(1から4まで)

さとびVOL.45

さとびvol.51

地球の歴史

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