夏号の発送を終え、いろんな方から「届きましたよー」と声をいただくようになりました。暑さはますます厳しくなっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さとびvol.66の連載「食は薬、料理は祈り」第2回
テーマは「ペルーで飲んだ不思議なお茶」
筆者の内藤麻衣子さんは、大淀町今木で「季節の料理まつり香」の店主であり、薬膳料理家・国際薬膳師です。近年は、薬草、薬膳ということばがすっかり普及した感がありますが、実際のところ日々の生活にどれくらい浸透しているものなのでしょう。みなさんは、いかがですか。ぜひ教えてくださいね。
もう少し学んでみたい、実際の生活に活かせるようにしたいと思われる方は、麻衣子さんが講師をされているレッスンもありますし、興味のある方は、まつり香さんのインスタグラムをチェックされてみてください。
このお店は、今年から移転され新規オープンされました。すでに人気店のようです。ここで、お昼のコース料理をいただいたことがあります。一品、一品、食べるうちに体が元気なっていくような、「食は薬」の裏付けのある、料亭のようなごちそうでした。機会がありましたら、ぜひどうぞ。
さて、さとびではそんな麻衣子さんの、薬膳の道に至るまでの背景となる物語について書いていただいています。春号の1回目では、京都の花街のお茶屋さんに生まれたお父様が営む、料理屋や茶会席の店のお嬢さんであったことが書かれいてて、まつり香さんの気品ある料理のルーツはここにあったことがわかりました。幼かった麻衣子さんの、ちょっと切ない思い出が綴られています。春号も、もう一度味わってみてくださいね。
今回は、旅行先のペルーでの驚きの薬草茶体験を語ってくださっています。体調不良に見舞われた中、宿のお母さんが「これ、飲んでね」と置いてくださったお茶のエピソード。それが麻衣子さんの薬草愛の原点になったのでした。あなんは麻衣子さんから直接このエピソードについてお話を伺ったことがあります。20代の麻衣子さんにとってこの経験が衝撃的なものであったこと、そしてなんだか導きに出会ったような不思議なメッセージ性を帯びたものであったことが伝わってきました。
エッセイでは控えめな表現になっていますけれど、もしまつり香さんへ行かれることがありましたら、さとびをお読みになられた方であれば、「読みましたー」とおっしゃっていただければ、紙面に出てこなかったようなお話も聞けるかもしれません。(などど、勝手に書いちゃいましたけど、たぶん、さとび読者さんであって尚且つこのサイトを読んでから行かれる方は極めて少数の、ご縁のある方だと思いますので、大丈夫だと思います!)
欄外で書かれているのは神農さまのこと。「やっぱり独立した記事として書きたかった」というふうな意味のことを後日談で語られているほどに、麻衣子さんにとって大切な神様です。お店に祀ってありますので、よろしければ手を合わせてみてください。
うちわ話
実は、この記事を執筆中の麻衣子さんは、超多忙なおしごとをされている真っ最中でした。
橿原で行われ国際的なイベントで「お食事スタッフとしてお手伝い」、さらに前日は天川村でのパーティーでの食事担当。
「夏至の前日、先住民の皆さまとゲストの皆さまをお迎えするウェルカムパーティのお食事を担当させていただきました。」(まつり香さんのインスタグラムより)
ちょっとあなんにはわけがわからないレベル(しかし実はかなり興味のある)のイベントにおいて、食事に関して全面的に信頼され、仕切っていらっしゃったようで、後からお聞きして、そんなタイミングでよくぞ原稿を休まず書いてくださったものだと、申し訳ないようなありがたいような気持ちになりました。
地球のどこかには、人類の幸福な未来のために祈りを捧げる人、警鐘を鳴らす人たちがいてくださっています。知っていても知らなくても、それらの恩恵をわたしたちは受けているのだと思います。麻衣子さん、大きなお仕事、おつかれさまでした。
秋号では、どんなお話しを書いていただけるでしょうか。今から楽しみです。食は薬。料理は祈り。わたしたちの日常においても、いつも心に置いておきたいことば。そして、麻衣子さんを見ていて、浮かんだことばです。これを、連載のタイトルにつけさせていただいています。