昨年のお米騒動のことは記憶に新しいことですね。日本の食糧自給率の低さについては、わたしたち一人一人、しっかり認識しなくてはならないと思います。今はまだ高く払えば買えたり、あるところにはあったりしていますが、お金があっても買えないこともありえますし、何より政府が農業を大切にしていないという現実をみると恐ろしくなります。
そんなとき、さとびは自分で自分の食べものを作るスキルだけでも持っておきませんかと提唱しています。それが畑活。法律が定める農家の定義にあてはまらなくても、わたしたちはみんな半農半エックスであっていいと思うんです。「半」までいかずとも、1ミリだっていいと思うんです。
でも、頭ではそう思っていても、なにかきっかけが欲しいとか、あまりにも何も知らないのでどうしていいかわからないとか、そういう方へのおすすめとしては、農業イベントに参加してみたり、習い事としての農行(業までいかない、という意味で)を始めてみるのがいいと思います。
まねごとでもいいから、試してみれば、そこから広がりますし、広がらなくても賢い消費者としての学びは、ばっちり得られます。
そこで、です。
さとびの連載ライターである杉さんこと、杉浦農園・杉浦英二さんが、御所市で始まる農業学校の校長先生になってしまったという知らせが届きました。
これにはもちろんソーシャルな意味と価値があるのですけど、それはひとまず置いておいても、自分にとって得るものがあると思われた方は、説明会に参加されてみてはいかがでしょうか。
杉さんからのメッセージ
唐突ですが、来年度4月、農業学校をオープンします。半農半Xで菜園や水田をしたい方、御所に移住して田舎暮らしをしたい方が対象です。エコリゾート御所郷の愉快なメンバーが、(おせっかいなほど)懇切丁寧にご指導します。
ご興味あるかたは、校長兼事務局の杉浦または、お近くの御所郷メンバーへ。3/16に説明会を行います。お気軽にお問い合わせください。
https://www.facebook.com/sugifarm
https://www.instagram.com/gambafarm/
チラシは下記
奈良市からですと、車でないと少し不便ですが、橿原市周辺のみなさんにとっては、美しい景観に囲まれて有機農業について学べるのは、リトリートにもなるに違いありません。
杉浦農園付近のロケーション。実際わたしは、いつも半分は癒されに杉浦農園に行っています(笑)
農業学校の開催場所は、コースによって異なるそうですので、詳しくはやっぱり説明会がおすすめです。
興味のある方に届きますように。
「杉さんの里山再生録」は、さとびで連載中。最新号のvol.60では農家の廃業が後を経たないといい、外国産の安いお米が輸入されるだろうとのことです。このままでいいのでしょうか。里山とつながりませんか。
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さとびvol.56(2024冬)特集「お米が食べたい」