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植物から発電できる-1 | もしかしたら自然にも人にもやさしいエネルギーの世の中がくる?

SATOBICOのブログは、さとびごころ編集人あなんの「茶飲み話」と思って読んでいただけたら幸いです。雑誌に掲載しないようなことも多くなりますが、同じようなことに興味を持ってくださる方がいらしたら、盛り上がりたいと望んでおりますのでお声かけください(^ ^)

今気になっているのが植物発電です。昔、YouTubeか何かで、ドイツかどこかの先生が(記憶がホンマまいい加減)植物の根か、土か、そのあたりに電極を差して豆電球のような灯りをともしておられるのを見たことがあり、植物が発電するのはなんとなく知っていましたが、最近また植物発電が気になり始めました。絵空事ではなく、かなり研究が進んでいるようなのです。

1.電池による発電

2.微生物による発電

3.いいとこどり

この三つに整理して考えてみたいと思います。

3.11をきっかけにわたしたちの世の中がいかに電気なしではいられないかということ、それも安全かどうかわからない(わたしは今のところ危険だと思っておりますが)全国に配置された原子力発電所の存在への懸念、再生可能エネルギーだと騒がれながら蓋をあけてみたら森を一網打尽にするメガソーラー!どうも先行きが心配です。どうしたら自然にも人にもやさしいエネルギーが作れるのだろう(さとびはそれもあって薪や炭にも注目していますけど)。読者のみなさんも気にかけておられるのではないでしょうか。その、電気ってなんなのでしょう。わたくし、「理科」は中学までで打ち止めし、高校進学後はひたすら私学文系の準備しかせずに楽しく過ごしていましたので、とにかく苦手な理系の話はさっぱりなのです。

電気ってなんですか。まずはそれを確認してみました。電気が何かを知らなくても、電気を使う生活はできますから、知ろうと思わないものです。しかし、わたくし昔、ひどく静電気に悩まされ「これって、いったい何なのよ!」と思ったことがきっかけで、電気のことが気になり始めました。それでもなかなかピンとこなかったのですが、注意ポイントだけは覚えました(私学文系脳)。今日は電気の話で終わってしまうかもしれませんが、続きが書けましたらよかったら読んでください(わたしのアホなところを補完してくださる方歓迎)。


電気とは?


電子の決まった方向への流れ。

電気とは電子の流れなんです。もとは電子なんです。じゃあ、電子ってなんですか。それを知るには、原子、原子核、陽子、中性子、電子の話をおさらいする必要がありました。中学の理科が蘇ります。

物質は分子の集まり。分子は原子の集まり。原子は、陽子(+)と中性子(中性)からなる原子核がまずあります。陽子と中性子なので、こちらは自動的に+を帯びている。そのまわりに電子殻があって、電子(-)が飛び交っている。電子は軽い。そのうち、最外殻にいるふらふらした電子が、ものにぶつかるとか、何かのはずみでぽーんと出ていくこともあれば、入ってくることもあるんだそうです。

出ていっちゃったら?もともと±が釣り合っていたのに、-を帯びた電子が出ていくのですから+になっちゃう。電子不足の原子がプラスイオンです。イオンというのは、電子を帯びた状態の原子のこと。なんとかイオンというのは普通、こっちのプラスを帯びたほう、すなわち陽イオンのことをいうそうです(中学理科がどこかへいってしまっているため、これ、十分トリビアでした)。
反対に入ってきちゃったら?これが陰イオン。なんでも「〇〇化物イオン」というふうに言うそうです。電子が減っても、陽子の数が変わらなければ、原子の名前は変わらないとのこと(原子の種類を決めているのは陽子の数)。

イオン化する件は電気が生まれるために前置きとして必要かなと思って書きました。

そこで静電気ですが(理系の方には常識すぎる話だと思いますが、ここではもはや、わたしのような方を対象として進めさせていただきます)。

人間の体はもともとプラスを帯びているけど、すぐに電子が飛び出すんだそうです。その人がポリエステルの服を着ているとします。かつてのわたしです。寒がりなもので、冬はフリース(素材はポリエステル)が手放せなかったのです。これがもう電子びっちりで、飛び出しにくく、取り込みやすい(マイナスに帯電しやすい)。するとどうでしょう、擦れたりぶつかったり(要は身動き)することで、体の電子がどんどんポリエステルに取り込まれていき、体は陽電化していきます。この状態をそれぞれ静電気と呼ぶらしいです。不安定な状態。
そこでドライブにでかけるとしましょう。車のドアノブに手を伸ばすと…。金属はマイナスなんだそうで、体のプラスがドアノブの金属に、どばーーーーっと一気に流れて安定しようとする。この流れが電気。電子の流れ=電気。
わたしは「痛!!!!!」と叫ぶことになります。体質にもよるらしく、M部員は平気です。体温が高く汗をよくかく人だから湿気があるのかもしれませんね(静電気を防ぐには湿ったハンカチでさわるといい)。

静電気がいやだったのでフリースをやめ、そのほかにもなるべく化学繊維をやめました(でも寒い日はM部員のフリースを横取りして着たりします、すいません)。
帯電しにくい自然素材がいい。綿、ウール、麻、そうだ、絹にも深い意味があるし(話がそれるのでまたの機会に)。自然に近づくほうがいいんだと、またひとつ納得していくわたしでした(草木染めの天然繊維の特集をしたのも、こういう昔のことが関係しています)。

静電気は一瞬で弱いですが(痛いことは痛いです)、動電気というものもあり、これはいつも一定で強く、電気といえばこれをいうらしいです。静電気で火花が出たりしますけど、豆電球をつけたりはできそうにないですよね。

豆電球をつけるとしたら電池です。電池が電気をつくります。では電池とはなんでしょうか。


1.電池による発電

電池といえば、乾電池。あの形の中にどんな謎があるのか。しかしそのまえに、もっと見える化したもので考えないと、わたしの頭がついていけません。夏休みの自由研究的なお話になります。

果物や備長炭で電池を作ろう
よりお借りした画像です。


レモンにアルミ板と銅板をさして、(3つ繋いで)電極にしたら、電卓がついた(豆電球じゃなかった)。これがレモン電池。

備長炭でもできます。(ああ、ここでも炭が登場する!)
塩と水と備長炭。これで発電(プロペラまわし)です。自由研究はここまでなんですけど、どうしてこれで発電できるの?????というのが私学文系の謎なんです。それを次回の投稿で書いてみます。電子が動くんですよね、電気なんですもの。乾電池もこの理屈で発電しているということになります。植物発電を理解するためには電池を知らないとわけがわからなかったものですから、まずは自由研究的事実から書いてみました。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。茶飲み話でした。話の合う方、次も読んでね。

備長炭電池

イオン

微生物発電

植物発電

自然に近づく

電子

電気

電池

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