キャッチャー写真は取材中の一コマ。
さとびの周りには、そのジャンルにおいて有名な方が二人いらっしゃいます。今までもちょこちょこ書いてきたことと重複しますが、新しい読者さんもいらっしゃいますので、お二人とさとびとのご縁をおさらいしますね。
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一人は、「農」の分野。連載「風は奈良から」であなんとともにホストを務めていただいている三浦雅之さん。
奈良の伝統野菜の種をつなぎ、予約のとりにくい農家レストラン「清澄の里粟」を営まれ、ミシュランにも度々選ばれていらっしゃる方です。
あなんが出会ったのは、「清澄の里粟」がオープンしてまもない頃(テレビ「人生の楽園」に出られた直後)でしたので、いったい何年のおつきあいになることでしょう。
その間に、株式会社粟を設立され、粟ならまち店もオープンされ、プロジェクト粟を起動され、株式会社粟(プロジェクト粟)として、本も出されたり、いつぞやには情熱大陸にも出られたり、平成30年度には農林水産際の多角化経営部門で内閣総理大臣賞を受賞されたりと、サクセスロードを邁進されていくのを「観覧」させていただいてきました。また、独自のコミュニティー「はじまりの村」も主宰されておりまして、あなんも一応入れていただいます。
それにしても、社会的地位がこんなに違っているにもかかわらず?古いお付き合いのおかげか?さとびでは、10年以上の昔から、ほぼ毎号連載という形で登場いただいてきました。いや、その連載のおかげでご縁が保たれているというべきか。さとび、ありがとう。企画した過去のわたし、ありがとう。
出会った最初の頃から「僕たちはこう考えていて、こういう取り組みをしてます」というふうに、きちっと言語化されていたのが驚きで、それがまた奇跡的に見えるほどに実現させていかれるのにさらに驚きました。三浦さんは、いつも「こうありたいなあ」と思うようなことを目の前で生きてみせてくださいます。いえ、あなんは農家レストランをやりたいわけでもなく、中山間地に移住することもおそらくなく、人から注目されるようなビジネスを展開することもないので、表層的なところではかなり違います。でも、「人と自然を結びつける」というところが共鳴するんですよね。三浦さんのあり方がそうであるなら、自分ならどうなんだ?と、インスパイアさせていただける人です。
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もうお一人は、「森」の分野。あなんがどうしても奈良の森林についてもっと知りたい!と思っていたころに、ご縁をいただいた谷茂則さん。奈良県で有数の森林所有者であり、江戸時代には商家として繁栄されていたお家の十四代目(さすが奈良県、十四代目なんてするっと出てくるところにびっくりしたものです)。
こちらも超ロング連載「ドタバタ」こと、「十四代目林業家ドタバタイノベーション奮闘記」を書いていただいています(夏号では、風は奈良からとの掛け持ちはご負担になろうかと、お休みいただきました)。
「ドタバタ」の初回から24回までは、このサイトにも掲載してます
谷さんは、ちょっと普通の林業家さんと違う人です。まず、山林所有者さんはあまり自ら名乗られません。まして、地域マガジンの連載につきあってはいただけないでしょう。それには、林業が衰退してく時代とともに育ち、これをどうしていけばいいのか?というミッションに向き合っておられる最中に出会ったというタイミングがあります。「社会にも環境にもいい事業にしていきたい」という思いをお持ちであったことから、さとびのコンセプトにぴったりだったのと、谷さんご自身も情報発信の場を求めておられたということなのでしょう。あなんは、記事づくりの相談相手としても、たぶん、ちょうどよかったのだと思います。
今や、谷さんも多くの公的役職を持たれ、あなんは追いきれないんですけど各種表彰で受賞されたり、大活躍されています。10年前からのお付き合いがなかったら、接点はなかったかもしれません。企画した過去のわたし、ありがとう。
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でも、さとびは相変わらずです。さとびとの共通項をお持ちで、連載していくことによって間接的にさとびのメッセージも表現できると思って記事を作っています。
そんな、さとびでの代表的な連載ライターさんの二人は、もちろん古くから互いにお知り合いではありましたが、ここ数年は直接お話しされる機会は多くありませんでした。「風は奈良から」でコーディネートすることは、ずっと前からイメージしていましたし、ひさびさの対面とあれば、なおさら面白い。そして昨年秋に、谷さんにお声かけもしていました。
しかし、その時は、「陽楽の森」でのプロジェクトのことでご多忙の極み「今は余裕がないです」と、叶いませんでした。
陽楽の森プロジェクトのことを谷さんが執筆された号をめくる三浦さん
これだよねー。これです。さとびvol.64特集1「森との共生ってなんだろう」
そして、やっと、その陽楽の森プロジェクトがひとつの大きな区切りを迎え、森の中の拠点がオープンする直前というこのときに、実現したということでございます。
7月になって投稿された谷さん自身によるFB 陽楽の森でのプロジェクトの進捗がうかがえます。
それでは、この記事をまとめていたとき、「ここだけでも読んでいただきたい」というところを転載して、この投稿を終わりますね。
三浦:僕らは農業者ですが、里山とともに暮らしていながら、林業や森林については知らないことが多く、もっともっと理解を深めていきたいと思っています。
谷:逆に僕らは、畑とか鶏とか、意外と遠いんですよね。今日は、農業って大事だなと再認識できました。
風な奈良からのゲストさんは、必ず経験される鶏シスターズへの餌やり。三浦さんは、ヤギも普及されましたので、これからは鶏を飼いたい人が増えるかも。
そしてこれもまた必須のシュレーゲルアオガエルの手乗り式。実はさとび部員Mも、シュレーゲルにメロメロになり、今年三浦さんから卵をわけてもらいました。ただいま、赤ちゃんカエル育成中。谷さんも、いつか、どうですか??
専門性が高いほど、他の分野のことを深く知る機会が少なくなりがちです。でも、農と林は、自然と直接つながる大切な営み。そこに橋をかけることも、さとびの役割かなと思っています。この対談だけで、それができるわけではなく、すべては日頃の行いなのですけど、「そんな気持ちを持っている」という編集部の思いをこめてみました。
農でもなく林でもない領域にいる人が、つないでいけるのかもしれないのです。それには、どちらにも関心を持ち、自分ごと化していくことですよね。きっと、発見や喜びがあると思いますよ。
さとびvol.66 風は奈良から のコーナー、読んでみてください。
さとびごころは、読者メンバーの方には7月10日の発刊後に直接お送りします。
7月10日から、オンラインショップにも並びます(どなたでもお求めいただけます)。
また、奈良市内の三つの書店さまでお取り扱いいただいております。配本が完了しましたらSNSでお知らせしています。