コロナ禍の中 誰もがマスクをして過ごしていた頃、さとびごころでは帝塚山大学文学部教授の河口先生に「小さな酒屋」をテーマに連載をしていただいていました。その直前には、vol. 44 特集 地酒で味わう奈良2の中で、「奈良の地酒とともに紡がれたちいさな酒屋の大きな物語」という記事も担当していただいていました。
わたしたち編集部が登さんから伺ってきた取り組みについて、河口先生も研究のために普段から登さんのお話をお聞きになってこられていたので、執筆をお願いして生まれた記事です。
奈良酒のブームはどのように生まれていったのか。ひもといていくと、小さな酒屋さんそれぞれの危機感から生まれた物語がありました。先生も編集部も驚きながら感動したのは、通常ならライバル関係にあるはずの奈良の酒屋さんたちが(登さんを筆頭として)情報提供をしあいながら、ともに奈良の地酒を、それも無濾過生原酒という、それまでは「表には出せない」と酒蔵さんに言われてきたお酒の魅力にスポットを当て、相乗効果的に流れを生み出してこられたところです。了見が狭いと、こうはいかなんじゃないでしょうか!
これらをさとびこブックスとして加筆・再編集してお届けいたします。
河口先生は社会学の研究テーマとして。
さとびは、いつの時代にもある困難を前に、どんな人が、どんな考えで、どんな行動で乗り越えたりチャンスに変えたりできるのか、というところにこれからのヒントを求めて。
紹介した酒屋さんは
登酒店(天理市)、もも太朗(斑鳩町)、酒のあべたや(田原本町)、西の京酒処きとら(奈良市)、酒商のより(奈良市)、米惣よしむら(広陵町)。
今年になって、取材したお店を河口先生とともに、もう一度訪ねてまわりました。
1月26日の投稿でも触れていますが、あらためまして記録しておきます。
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登さんには取材全体で大変お世話になりました。さとびこにとって、お酒の師匠です。酒蔵のこと、業界のこと、味わいのこと、いつも学ばせていただいています。
もも太朗さんでは、法隆寺境内で見つかった酵母で仕込んだ金鼓「古都のしらべ」を見つけました。
おうちに連れて帰りました。そしてすぐになくなりました。力強くコクのある味。醸造はさとびでも何度も紹介しております大倉さんです!
あべたやさんは店内がリニューアルされていて、チョコっとさとびも並べていただいていました😄
あべたやの村井さんとは、杉浦さん理事長のNPOでもお顔を合わせることがあります。奈良酒のご縁で、2重3重のつながりが嬉しいあなん。
きとらさんではオリジナル銘柄の垂仁の郷と酒粕を買いました。醸造は千代酒造さまと春鹿さま。思わず酒粕も購入。
恒例のイベントを主催されており、ベースがお店に置いてあります。じゃーん。
のよりさんでは、後継のお嬢さまにお会いできました。公務員を退職してお店に加わられました。なんだか心あたたまります。
よしむらさんでは、お酒の自動販売機にびっくり。お酒好きの人の間で話題になってるみたいです。
みなさま、当時と変わらずあたたかく迎えてくださいました。
河口先生は社会学がご専門ですが、誰にでも読みやすく、わかりやすくご執筆いただいています。
奈良酒ブームの影の物語、お酒がいっそう美味しくなりそうな一冊。
奈良の奈良酒ファンの方に届いてほしいと思いながら2月末の完成を目指します。
最後の写真は最初に訪ねたもも太朗本店で。杉本さんと河口先生のツーショット。
河口先生のリサーチ魂には、大いに刺激をいただいています。連載をブックにまとめたいと申し出ましたところ歓迎していただき、著者としてまたまたフルパワーで向き合っていただきました。感謝申し上げます。
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