梅雨が終わったのかと思うような晴天が続いていますね。冷え性のあなんは、まだエアコンはつけずに仕事をしていますけど。
この太陽のちからを借りて、らくらく生ゴミを消す「キエーロ」という、DIYでも作れる装置があるのをご存知ですか。
あなん家の生ゴミ処理は、畑にコンポストを置く作戦でございますが、もう少しベランダが広かったら置きたい!(自分では作れない予想)と思っているものです。庭のある方、庭がなくても軒下にスペースのある方、生ゴミがかなりマジであっさり消えるようですので、この記事、ぜひお読みになってみてください。
以下、引用です。(アイキャッチ画像もお借りました)
公開記事でしたので、シェアさせていただきました。筆者は、『その時日本は何人養える』の著者、篠原信さまです。(もとの記事をリンクしております)
「我が家の庭に設置した生ゴミ処理機「キエーロ」。1週間たって、前に生ゴミ埋めた場所を掘り起こしても、ない!消えてる!ホンマにキエーロやわ!虫がいないわけでもないけど、わいてるって感じでもない。これはちょっと楽しいね!
我が家のキエーロは、手作り。90✕45✕45cmのサイズで、透明な波板を天板にしたシンプル構造。天板は斜めにして、脇から風が入るように(ただしネットを張って虫や動物が入らないように)。中に竹チップ60Lと黒土14Lを混ぜて入れてある。そこに生ゴミを埋めるだけ。
生ゴミを埋める際は、穴を掘って生ゴミを放り込み、スコップである程度細かく砕いて、上から土(竹チップ+黒土)をかけて埋めるだけ。風通しがよいので乾燥ぎみで、「腐る」という感じがしない。特に水分管理もせず、生ゴミ入れるだけ。なるほど、これは効果的だわ。
虫が湧くとばかり思っていたんたけど、そんな感じもない。虫が食べてくれてるという感じでもない。なのに生ゴミ消えてるのが不思議。
一つの仮説として「乾いてる」ことが大きいかも。家電メーカーの生ゴミ処理機、ただ乾燥させるだけのものも少なくない。乾くだけでかなり体積が小さくなるからね。
ただ、キエーロは、乾いた生ゴミの姿も見えないんだよな。きれいさっぱり消えてる。やっぱり分解してるのかな?かなり乾いてる感じだから、これだと分解しづらいのでは?と思ったけど、そうでもないらしい。
鎌倉市や四日市市など、いろんな自治体でキエーロ導入の補助金が出ているらしい。でも、津市にはそれがない。生ゴミは水気をたくさん含んでいるので焼却処分も燃料 コストがかかって大変だし、ゴミを運ぶのにもコストがかかる。キエーロを全国に普及させると良いのではないかな。
それにしても、ある程度、微生物が馴化してこなれてこないと、分解は進まないんじゃないかなと思っていたけれど、いきなり分解してたのでちょっとびっくりした。
キエーロの興味深いのは、普通の地面(土)に生ゴミを鋤き込むよりも分解が早いこと。ジャガイモの皮とかニンジンとか、1週間程度ではまだ分解していない。掘り返すとそのまま出てきたりする。だから、キエーロでそんなに早く分解するとは思っていなかった。これはなぜだろう?
次の仮説が考えられる。
・地面だと温度が低めで、かつ酸素も少なめ、地下から水分が来るので嫌気的になりやすく、分解が遅い。
・他方、キエーロは太陽光を取り入れて温度が高くなりやすい。通気性がよく、大地から隔離していて水分補給はなく、乾いてるのでかなり好気的で分解が早い。
こうした条件が、地面に埋めるよりずっと分解が早い秘訣なのかもしれない。これ、研究してみる価値がありそう。慶応大の宮本先生に教えて頂いたのだけど、これ、意外なおもしろさがありそう。
(太字あなん)
実際にやってみた方からのレポートだけに、とっても参考になりますね。女子のみなさん、虫は苦手でいらっしゃることでしょう。キエーロだったら、大丈夫なんじゃないでしょうか。(虫も、毒がない限りは、ちょっとくらいは虫も許してあげてほしいですけど。彼らもしごとしてますので、、、)
篠原さまは、とあるさとびライターさんの直接のお知り合いだそうです。いつか、お話を伺ってみたい、、、(と、思ってから結構時間がたっております。とろいぞ、あなん)。
シェアさせていただいたお礼に、『その時日本は…』のアマゾンのリンクを貼っておきますので、ご著書に興味あるかたは、チェックなさってみてくださいね(あなんは持っております)。
畑活をしていない人には、生ゴミを消せるところが魅力(畑活している人は生ゴミを堆肥化して活用できます)。生ゴミを投入し続けても、容量が増え続けることはないはずです。
生ゴミは、堆肥時代をすぎると、水分と二酸化炭素になってお空へ消えるんです。生ごみ投入する、堆肥化(分解)する、消える(さらに分解)、この繰り返しなのでしょう。堆肥にしたい人は、取り出して別途さらに発酵させてからお使いになったほうがいいと思います(土が減りますので、竹チップや黒土などを足してくださいね)。
畑活に興味のある方むけのさとび
さとびごころvol.61 (2025 spring) 特集 自分の食べものを育てよう
さとびごころ vol.49(2022.spring) 特集 畑活デビューガイド
家庭菜園や、食べもの自給に興味はあるけど、まだ実施に至らないところでもじもじしている方を励ます特集となっております。