2月になりまして、TEtoTE MARCHEのお知らせが始まっています。フォローしていただきますと、今年バージョンのご紹介をご覧いただけます。当日までじわじわと更新が続きます。
https://www.instagram.com/tetote_project/
https://www.facebook.com/tetoteproject.marche
【TEtoTE MARCHE とは】「会ってみたいな、作り手さんに。話してみたいな、使い手さんと。」をコンセプトに、TEtoTEプロジェクトがプロデュースする、作り手と使い手が出会う小さな MARCHE。
さとびも共催させていただいておりますので、このサイトでは、さとびと関連したご紹介をしてみますね。予備知識がありますと、会話が楽しくなるかもしれませんでしょう。「あの記事、見ましたー」みたいなところから、出会っていただけたら嬉しいです。
本日は「久住林業」久住一友さん。さとびの時々ライターさんであり、読者メンバーさんであり、お取り扱いスポットもしていただいています。また、別の横顔として奈良県フォレスターアカデミーの講師としてもご活躍です。
久住さんについては、TEtoTE仲間のなかで、おそらく一番昔から寄稿をしていただいている一人でありまして、遡っていくとずいぶんたくさんのコンテンツがさとびの「情報倉庫」にある状態です。
そんな中から、さとびの中の久住さんを三つ、四つ、紹介させていただきます。
さとびとの出会いの頃は、こちらに掲載しています。
個人事業主として林業の道を選び進み始めた久住さんを、さとびはつかず離れず眼差しを注いできました。開業後まもなく、森ある暮らしを日常化するための実験室として「森ある暮らしラボ」をオープン。古民家再生の事例としてvol.33特集〜かつての建具屋は 森と暮らしを考える実験室に 木にまつわる縁から生まれた あたらしい役割 森ある暮らしラボ(明日香村)〜に掲載しています(筆者:小幡直子さん。特集は通常非公開ですが、期間限定にてどうぞ。(ある程度したら非公開に変わります)
森の国日本の「自然も人も豊かな未来」を展望するさとびは、森づくりに継続的に関心を持ち続け、学び続けてきました。どんな森づくりならば、将来にも豊かであり続けられるのでしょう。それを支える人々は、働く人も使う人も含めて、どんな理解が必要なのでしょう。久住さんの取り組みは、共感するところが多く、寄稿していただくことでさとびの思いを乗せさせてもらってきたかもしれません(久住さん、思いがあるだけでなく、文章が上手なので)。
さとびvol.47(2021 autumn)特集「いつまでも豊かな森」内
「生きる森を育てたいのはなぜか」
記事より
昔は苦しくなるとよく森へ歩きに行った。… ただ見惚れてしまうその空間にいるだけで何か内側から湧いてくるものがあった。私の場合は森という存在に出会ったことが大きかった。
美しい森は生きようとする力を与えてくれる。
風景は過去を生き抜いてきた人々によってつくられている。その人たちが思いを持ち生きてきた証が今、私たちが見ている風景なのだ。
さとびvol.52(2024 winter)特集「森を選んだ生き方その後」内
「『森と暮らしの近さ』と 次世代が幸せに暮らせるしくみを 林業を生業としながらつくりたい。」
(個人事業主としてのこれまでとこれからについて森ある暮らしラボを運営していることも含めて語ってもらいました。筆者:戸上昭司さん)
林業の外側から林業の世界へ参入し、独立し、時に借入も辞さず、ポリシーを保ちながら進み、次第に歯車が回り出していく久住林業の物語を、筆者の戸上さんがトータルにまとめてくださっています。
そして昨年、さとびでもご紹介してきたとおり、森ある暮らしラボはあたらしく生まれかわり、「森の図書館」ができました。クラウドファンディング(終了済み)で資金を募って改造され、いっそう居心地のよい空間となり、閉まっていることの多かった森ラボは地域の人や、コンセプトに共感する人の出会いの交差点のようになっています。
森の図書館は、今年1月から本格的にオープンしました。一箱オーナー制になっており、本棚一区画を1ヶ月2000円で借りてオーナーにるとお店番をする権利があります。さとびもオーナーの端くれとして、先日初のお店番体験をしてきました(下の記事はその前に、さとび60号をお届けしたときのものです)。近くのカフェへ行かれた方が不思議そうにのぞいたり、中には立ち寄ってくださったり、オーナー仲間さんが顔を出してくれたりして、実際にこれから認知されるにつれて出会いと交流の場所になっていきそうだなあと感じました。並んでいる本も、趣味の合う人なら「あ!」と思うような、読みたい本がたくさん揃っています。まだお会いしたことのないオーナーさんたちにシンパシーを感じます。
森ある暮らしにふさわしい図書館と、フォレスターとしての個人事業を両輪とするのが久住さん流です。
TEtoTEでは森の素材をお持ちくださり、おそらく去年同様薪割り体験もさせていただけることと思います。久住林業からもたらされた森からの贈り物をひとつ、お持ち帰りいただくのはどうでしょうか。そして、ぜひお人柄に触れてみてください。
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TEtoTE MARCHE
2025年2月24日(月・祝)開催
場 所:森のねんど研究所(バスのご利用をおすすめします)
入場料:500円
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TEtoTEを題材に特集を作りました。出店者のみなさんが載っています。
さとびvol.57(2024 spring)特集「暮らしに手を」
久住さんを掲載したバックナンバー
さとびvol.33(2018年 spring)特集 「住み継ぐ暮らしと家」
さとびvol.47 (2021 autumn)特集 「いつまでも豊かな森」
さとびvol.52(2023 winter)特集 「森を選んだ生き方その後」