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畑活だより|えんどう豆が耐えています。そら豆も、なんとか生きています。みんな頑張れー。

三寒四温。服装の調節が大事な時期ですね。お元気ですか。

数日、ご無沙汰をしておりました。この間、休日も作りました。フリーなので、時間の使い方が自由な反面、いつまでもずるずると仕事をしてしまうということもあります。そんな時は、あえて予定をいれず、「何もしなくてもいい日」を設定します。何もしなくてもいいとなると、わたしが真っ先に向かいたくなるのは畑です(次いで、温泉)。

次号の春号では、奈良市でレストランを営んでいらっしゃる野村さん夫妻の畑活ぶりをご紹介する予定ですので、畑つながりということで、今日は(誰も興味ないかもですが)わたしの畑活だよりを備忘録的に書いてみます。

畑活している方でしたら、「あるあるー」の話になるかも。畑活予備軍の方には、何かの参考にでもなれば。

冬が峠を越えるころ、畑では土の準備がはじまり、夏野菜の種を蒔いたりするものです。わたしの場合は、崩れた畝を整えるくらいなんですけどね。この時期に畑で生きているのは、去年の秋に植えたえんどう豆、そら豆、玉ねぎ、ニンニク。プラス、ほうれん草。ダメ元で大根。あとは、半分野生化しているいちごかな。

えんどう豆とそら豆、ぱっとイメージできますか。(バカにするなとおっしゃらないで。わたくし、畑活をするまでは、お店に並んでいる姿しかわかりませんでしたのよ)

えんどう豆はスイートピーにそっくりです(どちらも豆科)。秋、苗を植えて、冬を越して、春になると花(白いスイートピーのよう)が咲いて、サヤになって豆になります。

2022年の花

冬の寒さにやられることが多いとされ、ワラをティピーのように立てて苗をかばってあるのをよく見かけませんか。しかし、あなんは何もしない(笑)。

昨年晩秋に植えた苗(この頃は元気だったのに…)

「苗ちゃん、頑張ってー」方式で、これまでは大丈夫だったのですけど、今年は半分以上が茶色く枯れました。1月の中旬の寒波もあり、雨が少ないせいもあったかもしれません。
しかし枯れかけた苗の下のほうから脇目がでてきて再生している子もいます。そんなたくましい子たちだけが、うちの畑で生き残るのであります!これから背丈が伸び、ひゅるひゅるとツルを伸ばして成長するので、ネットか紐(ツルが絡まるように)の準備をしてあげなくちゃということろ。幼い頃は茎は細く、かよわい感じです。
4月下旬には豆になるでしょう。サヤの中からこんにちはって並んでいるのがかわいいんです。今年も無事に育ってくれるかしら。。。

これに対してそら豆は、しっかりもの。葉っぱは全然スイートピーではありません。ツルもなく、自立しますが、背丈が高くなると倒れやすいので、支柱とそら豆の周囲をアサ紐でぐるりと囲んで支えています。

2023年4月のそら豆。葉っぱはこんな感じ。豆はまだ小さいですね。

下むきに実ったサヤが空を向いたら収穫。塩茹では家族に大人気です。

ほうれん草は、春まきと秋まき(種がイガイガしている)があります。

タイミングをずらして、何度もまく。失敗したと思ったら何度でもまく。そのうち、ベビーリーフになり、まびきをかねて食べ始めます。年内にも、ぼちぼち食べていました。

わたしの収穫法は、抜かずに、外側の大きめの葉っぱを摘みます。すると、後からまた育ってくるのでずっと食べ続けることができるんです。ひとつの株から摘む葉っぱは2枚くらい。元気そうな株からどんどん集めます。

去年の秋のほうれん草。写真でみる印象よりも、ずっと小さいです。

その後、冬になるとやっぱり葉っぱが茶色くなり、危うい状態に。枯れ葉を取り除き、「頑張れ、頑張れー」とエールを贈ります。アルカリ好きなので、卵の殻など敷いたりして。

枯れてしまった子もいますが、多めに蒔いておいたので、それなりに生き延びまして、最近また袋いっぱい分くらい撮れましたよー。購入すればもっと立派なほうれん草が手にはいりますが、畑活ほうれん草の魅力はなんといっても鮮度!その日のうちなら、ほとんどアクがなくお鍋に直接投入して美味しくいただきました。残ったら軽く茹でて冷蔵庫へ。早めに食べます。

いまだに心配なのが玉ねぎとニンニク。これらも葉っぱが黄色くなって、元気なさそう。暖かくなってきたので盛り返してくれるかどうか、経過観察中。玉ねぎとニンニクはいくらあってもいいので、もっとたくさん作りたいのですけど、栽培期間が秋から翌年の初夏までと半年近くかかるため、他にもいろいろ育ててみたい…というわけで、限られたスペースで育てています。

(今年の秋は、自宅のプランターでもニンニクにトライしようと考え中)

心配しながら、エールを贈りながら、わたし自身も癒されて、楽しく畑活。これ、営農であればやってられないほどの非効率な栽培ですけど、売らないのですから好き勝手。どんなに下手でも、毎年毎年続けるうちに、少しずつ野菜との付き合い方がわかるようになっていくのです。土も育っていくのです。食の自給のためだけでなく、心身の健康のためにも、体が続く限りいつまでも畑活を続けたいなあ。

春号では、わたしなどより、もっともっとガチな野村夫妻の畑活ぶりをどうぞ。楽しみにしていただけたら嬉しいです。あ、原稿を早く仕上げなくてはーーーーー!


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さとびごころ vol.49(2022.spring)特集 畑活デビューガイド


嬉しかったこと。
先日の黒瀬杜氏の投稿を河口教授がお読みくださり、コメントを頂いたのがとても嬉しかったので、自己満足用に載せさせてください!

先ほどたまたまネット検索したら、さとびのブログに掲載された編集長の記事を発見! めちゃくちゃ良いリズムの文章ですね。この前のインタビューの要点を余すところなく書いていただいているので、もう書くことないですわ😅 

とおっしゃりつつも

長期間にわたる複雑なストーリーをできるかぎりクリアにまとめられるよう頑張ります。

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