暦のうえでの季節と、実際の気温は少しずれるんですよね。立春を過ぎてからのほうが寒いですね。けれど、確実に日が長くなりました。そして太陽の光が輝きを増しています。朝、その光を浴びて1日を始める時は、最幸の気分です。
さて2月になりまして、TEtoTE MARCHEのお知らせが始まりました。フォローしていただきますと、今年バージョンのご紹介をご覧いただけます。
https://www.instagram.com/tetote_project/
https://www.facebook.com/tetoteproject.marche
【TEtoTE MARCHE とは】「会ってみたいな、作り手さんに。話してみたいな、使い手さんと。」をコンセプトに、TEtoTEプロジェクトがプロデュースする、作り手と使い手が出会う小さな MARCHEです。
さとびも共催させていただいておりますので、このサイトでは、さとびと関連したご紹介をしてみますね。予備知識がありますと、会話が楽しくなるかもしれませんでしょう。「あの記事、見ましたー」みたいなところから、出会っていただけたら嬉しいです。
本日は、「トールレザー」入江透さん。初めてお目にかかった時は、まだ家具メーカーに勤める会社員さんでした。「会社、辞めるんです」と聞いて、「え?」となったのがファーストインプレッションです。
それは何故だったのかというと、宇陀市への移住を決めた直後のタイミングだったから。世代的にはわたしの息子くらいの若者で、なんだか真っ直ぐにチャレンジしていこうとする姿を見て、「これからどんな物語が待っているのかな」と、応援したい気持ちが湧いてきました。
そのあたりのいきさつをさとびのvol.48で話してくれています。学生時代からレザークラフトを始め、会社に勤めながらも続けていた入江さんは、レザークラフトワークも続けたまま宇陀市へ地域おこし協力隊として移住。記事にあるとおり薬膳カレーのショップを開業準備中でした。会社員時代に体調を崩したことで、食の大切さを実感していたことが背景にありました。
さとびvol.48( 2022 winter) 風は奈良から より
記事より
「昔からものづくりが好きで、大工や彫刻をしたいなと思っているような子どもでした。大学生になり…革のさいふが欲しくなってみると…革はいいのに、…自分にぴったりのものがない…じゃあ、自分で作っちゃえばいいやん!というのが始まりです。
このころからすでに、「思いたったら、とことんこだわって突っ走る」男子、という「らしさ」が現れていますね。カレーショップ「トールカリー」はセルフリノベで作り上げ、開業すると人気店になり、地域メディアでもよく取り上げられているのを見かけました。
その後、トールくん(とお呼びしてますので、そのまま)のその後を追いかけて、「身の丈しごとびとに会いました」(筆者:戸上昭司さん)にも登場していただきました。隅々までこだわりの行き届いた店内を見せていただくと同時に、すぐ近くに奥さんの杏奈さんといっしょにオープンしたばかりのハーブとスパイスのショップAoniyoshiにも案内していただきました。なんとこの店も、セルフリノベ。それはそれはもう、おしゃれで、落ち着きがある素敵空間になっていました。
さとびvol.56(2024 winter)身の丈しごとびとに会いました より
その後、またびっくりさせられたのが、ここまでしたお店を一旦閉じて、ケータリングスタイルに変更、Aoniyoshiに合流したとの知らせが。同店の2階は、杏菜さんが営業するサロン「青丹吉」があるため、考えた結果、同じ場所で二人で力を合わせてシゴトをしていくことになったようです。ショップAoniyoshiは、ハーブ&スパイスのみならず、自然食品と自然療法の専門店として進化中。
いつも「え?」と驚かさせるトールくんですが、レザークラフトはずっと続いていて、今年もTEtoTEにやってきてくれることになりました。昨年のTEtoTEで、さとびの読者メンバーさんから注文があり、無事にできあがったとの知らせをうけたときは、嬉しかったです。
とにかく、「作る」ことに対して妥協がないのがトールくんです。その手作りの品のたしかさを実際にご覧になってくださいませ。
昨年のTEtoTEより
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TEtoTE MARCHE
2025年2月24日(月・祝)開催
場 所:森のねんど研究所(バスのご利用をおすすめします)
入場料:500円
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TEtoTEを題材に特集を作りました。出店者のみなさんが載っています。
さとびvol.57(2024 spring)特集「暮らしに手を」
トールくんが掲載されているバックナンバー
さとびvol.48(2022 winter)特集「焚き火がうれしい」
さとびvol.56(2024 winter)特集「お米が食べたい」