さとびごころ
vol.34 2018 summer
天川村 村民の知恵で村づくり
「天の国」「木の国」「川の国」、天川村。大峯山岳信仰の聖地として、
村の東部に位置する洞川を中心に年間60 万人の観光客で賑わいます。
その一方で、人口の減少が続いているのも事実。
村では、2016 年に「天川村創生総合戦略」をかかげ、地域活性化に取り組んでいます。
「さとびごころ」ではこれまでも、バイオマスによる温泉事業のスタートや、
林業の初心者でも参加可能な森林塾などを紹介してきました。
そこには、村で暮らす人々のどんな悩みや希望があるのでしょう。
今回は、村の中西部を中心に、地域づくりに取り組む人たちを訪ねました。
Contents
目次
04 特集 天川村 村民の知恵で村づくり
05 車谷村長が抱く天川村の「これから」 — 車谷重高村長
神野武美 フリージャーナリスト
07 森林資源を生かした循環型経済へ
未利用の未利用の原木を生かすチャレンジ — 豕瀬 充さん(天川村中谷)
神野武美 フリージャーナリスト
10 てんかわ天和の里 始まりの物語 — 上西良継さん(天川村和田)
大越 元 紀伊半島の仕事探しウェブマガジン Kii編集長
12 暮らしに必要な支援のために — 山端聡さん(天川村南日裏)
小原いおり フリーライター
14 【寄稿】僕と喜良くん-山主と山守のあした — 喜良竜介さん(天川村坪内)
谷 茂則 谷林業株式会社取締役
訪ねてみては/小路のえき てん(06)
/天河大辨財天社 天の川温泉(09)
/大峯高野街道 すずかけの道 栃尾観音堂 みずはの湯(13)
連載
02 森のねんどの物語 捨てられない割り箸を
文:みちやす 人形撮影:山本茂伸(吉野スタイル)
15 《「講」から地域自治を考える》
第17回 近世における村落自治と講・宮座
新興宗教としての富士講 北井 弘
16 《森とともに生きる》
十四代目林業家 ドタバタイノベーション奮闘記 第9回 谷 茂則
18 《地域ブランド大国ドイツ》
第10回 ドイツの縮小都市と地域のブランド化 柳原伸洋
19 《種生む花》 #01 伝統野菜と七つの風 三浦雅之&陽子
20 《あすならもり便り》 02トータル林業って何? 杉本和也
21 《自然の声に耳をすませて》 vol.01夏の記憶 クレメンツ カオリ
22 ルチャ・リブロ的土着人類学研究室 第3回 青木真兵
コラム
24 明日の下北山村考察録 北 直紀 | 京終かいわい散歩 大浦悦子
25 醤油小噺 片上裕之
26 さとび的読書さんぽ 嶋田貴子 | 吉野の会便り 中東洋行
27 編集後記・さとびごころが読める場所